本屋さんをゆっくりひとめぐりして、

お気に入りを数冊。

帰り道、カフェに立ち寄って、

買ったばかりの本を開く…


仕事が早めに終ったときや、なんにも予定のない休日は、

こんなふうに過ごすのが好きです。


本屋さんを出てから、散歩をかねて、すてきなカフェをさがす。

それもまた魅力的だけれど。

お天気が悪い日や、疲れているときは、


 センスの良い品揃えの本屋さん、

 その隣りには、おいしいお茶が飲める、静かなカフェ…


そんなすてきな場所があったらいいのに、と思うこともしばしば。




わがままな私の理想を、現実にしたようなカフェが、あります。


Dragonfly CAFE 南青山


人気ブランドzuccaがプロデュースするカフェ。

このカフェの一部に、

COW BOOKS  南青山店 が併設されているのです。



仕事の合間や帰り道、時々ここに立ち寄るのが、楽しみ。

たまに、仕事の打ち合わせをしたりもします。



この日は、仕事が早めに終ったので。

…といっても、もう夜でした。暗くてごめんなさい。


東京さんぽ日和


表参道駅から一本路地を入ったところ。

2階が Dragonfly CAFE

1階は zucca です。



建物左側にある階段を上がっていくと…


東京さんぽ日和

     牛くんがお出迎え!



この右手にある自動ドアを入ると、

正面が COW BOOOKS

右奥がカフェ・スペースになっています。



COW BOOKS についてお話しますね


COW BOOKS は、

書籍商・文筆家として活躍し、

2007年からは『暮しの手帖』の編集長も務めている、

松浦弥太郎さんが、小林節正さんと一緒に始めた

ブック・ストア。

2002年に中目黒店、2003年に南青山店がオープン

しました。


私は、仕事先に近い、

南青山店に行くことが多いです。



COW BOOKSはちょっとユニークな本屋さん。


新刊書も古書も両方扱っていて。

けして広くはないお店のなかに、

和書も洋書も、文芸書も写真集も、

絵本もファッション雑誌も、そして雑貨も。

松浦さんというバイヤーに選ばれた本たちが、

ジャンルをこえて、ひとつに溶けあい、

COW BOOKS という宝の箱をつくりだしている。


いわば、本のセレクト・ショップ、といったところでしょうか。



ここに来ると、いつも新しい出合いがあります。


棚をつくる、というのかな。


「この作家が好きな人は、

きっとこんな本にも興味をもつはず」


訪れる人の目線や動線を考えて、

さりげなく並べられた本棚を眺めているだけで、

いままで知らなかった作家、本とめぐりあうことができる。


ジャンルごとにきっちり区分けしたり、

作家名の五十音順で並べてられている、一般の書店や、

インターネット書店では、味わえないおもしろさが、

ここには、あります。


COW BOOKS では、店舗での販売のほかにも、

ユニークな試みをしています。


「traveling cow books 」は、トラックでの本の移動販売

HPによると、5月には、京都や松本に行く予定らしい。

このほかにも、レストランやカフェ、ホテル等の

書店閲覧コーナーをプロデュースしたり、

デザイン全般や、写真、ファッションといった分野で、

資料となる書籍を探す、など。



松浦さんは、著書『最低で最高の本屋』のなかで、

こんなことを語っています。


本屋はただ本を並べて売っているところではなくて、

 常に情報が集まって、そこからまた生まれた

 新しい情報が発信されていく機能もあると思います


珍しい本はないけれど、うれしい本はある

街のキーステーションみたいなもの

そんな本屋をめざしたいのだとか。



さて。


この日の私が選んだのは…



東京さんぽ日和

 散歩者のための東京面白倶楽部』  


東京出身のイラストレーター、

矢吹申彦(のぶひこ)さんの雑誌連載を

まとめたもので、1984年発行の古書。


1ページの3分の2がイラストで、

3分の1がエッセイになっていて。

四半世紀前の東京を、

この本と一緒に

散歩してみたいと思います。



長くなってしまいましたので、


Dragonfly CAFE のなかや、

メニューについてのお話は、

また次回。


この日は、ここで夕食をとりました。

その内容をご紹介しますね。



※引用した松浦さんの著書はこちら ↓


最低で最高の本屋 (仕事と生活ライブラリー)/松浦 弥太郎
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