ポーカーゲーム
既に、「神は存在するか」の文章は60%程度は書いたが、先に、最近行われた世界的な「ポーカーゲーム 」について書いてみたい。このポーカーゲームの特異な点は、対戦者の席に国旗を立ててあるが、どの対戦者も、その国旗の国民を代表していない。ある政治的な茶番ゲームであった。このゲームの掛け金はドル建てであった。一番の席に着いていたのは米国で、手の内のカードはワンペアであった。二番の席に着いていたのは日本で、手の内はストレートフラッシュであった。三番の席は中国で、手はフラッシュであった。四番の席はEUで、手はスリーカードであった。五番の席はロシヤで、手はツーペアであった。このポーカーゲームが始まると、まず、全員でアンティを払った後で、まず、米国がベットした。すると不思議なことに日本は下りてしまった。中国は、さらにレイズし、ほかの国もコールした。米国がポーカーフェイスで更にレイズすると、ロシヤとEUが下りてしまった。中国は、さらにレイズし、米国も負けじとレイズしたところで、中国も下りた。こんなポーカーゲームが何ゲームかなされたが、勝負は、ほぼ同様であった。米国は、ワンペアしかないし、本気で最後まで勝負すれば負けると分かっていながら、ポーカーフェイスで勝負を続けた。このワンペアが軍事力であったことは、他の国もみんな知っていたし、ポーカーフェイスであったことも日本以外の国にはバレていたのである。日本は、最初から負けるのが目的の勝負であった。最後まで粘れば、圧勝することのできたゲームであったにもかかわらず負けたのである。なぜ、日本が圧勝できた勝負だったのかといえば、世界第三位の日本は、日本が米国側に付くか、中国、ロシヤ、EUのユーラシア側に付くかの判断が、間違いなく世界の趨勢を決定する非常に有利な立場にあったからである。米国が一番恐れていたことは、一番弱い手しか持っていない自国が、日本がユーラシア側に付くことによって米国が孤立し衰退していくことを何よりも恐れていたのである。日本は、完全に世界のキャスティング・ボードを握ることができたのである。最後まで粘り強く勝負すれば、米国側もユーラシア側も日本に譲歩して、日本に一番有利な形で勝利することができた勝負であったのに、最初から負けることを目的としてしまった。軍事が非常に弱い手であるということは、第二次世界大戦以降、他の国を軍事だけで支配することができないことは明らかであり、米国にしても唯一の成功例は日本占領したときだけである。あのチンギスカン でさえも、武力だけで世界制覇を成し遂げたのではないことは、以前にも書きました。ロシヤとEUは、最初からアメリカと勝負する気が無いのである。時間さえ稼げば、いつか米国が弱体化していくことは、まったく自明のことであるからである。当たり障りなく、時間が過ぎることだけを目的としていたのである。また米国に塩を送るほどの余裕もないし、いま直接、米国と紛争を起こせば、米国の実力は、まだまだ侮れないし、自国も無傷ではあり得ない。中国は、さらに上手を行く。今まで米国から稼いだドルを米国で使うことで米国の経済を助けるようにしながら、米国に恩を売り、紛争を避けながら、実際には、ドルが暴落する前にドルを売って、自国のインフラ整備を急ぎ、国家としての基礎体力を強化したいのである。日本は、早く下りすぎたのである。頭の良い日本の官僚たちが、この勝負の裏側を読んでいないわけがない。分かっていながらこのような戦略を取るのはいかなる理由によるのであろうか???いかなる理由であろうと、理由はあると思います。皆さんも考えてみてください。次回は、「神は存在するか」を書きたい。