これはひどい。
まず、店に入るとレジのところで、ミントグリーンの制服を着たオバちゃんたちが、
わらわら何か話しています。
店内は割りと混雑していて、ちょっとお取り込み中だったのかもしれません。
しかし、こっちをチラ見して、いらっしゃいませもなく、ミーティング継続。
えええ・・・と思って、出ようとした瞬間、
カウンターの向こうから、「いらっしゃいませ何名様ですか?」って。
キッチンの人も大変なんだろうな。きっといつもこうなんだろうな。
ババア団は、私達をやっと席に案内し、またミーティング。
あのー・・メニューがないんですけど。
キョロキョロしても、一向に気づいてもらえず、
痺れを切らした連れが不本意ながら大きい声で呼んでやっと来てくれました。
「あのー、メニューもらえますか?」
「あぁ、メニューね。」
おいっ!ちょっとは申し訳なさそうにしやがれ!!
生ビールを二つ頼み、アスパラとトマトのサラダを注文。
何かあまり期待できないと思ったので、このサラダを食べてみて、残りの注文を決めることに。
お通しは、パサパサに乾いた生姜と、エビと、生ハムあんず巻き(!)
普段、生ハムメロンに文句を言っている奴は、これを食べたらメロンに謝るね。
何でこの組み合わせにしたんだ。。
ビールはサッポロ。
異常においしく感じられたけど、それは私達がキャンプ帰りで、
ぬるいのしか飲んでいなかったためと思われる。冷静にならなければっ!
サラダは野菜自体はおいしかったんですけど、ドレッシングが、ファミレスの和風ドレッシングと全く同じ味。
醤油ベースで無駄にピリ辛のやつ。
これはないな、ということで、ビールもう一杯ずつ頼んで別の店へ。
うーん、
観光地、って感じですね。
雑魚屋って名前が、ウィットになってませんわ。
隣に座ったカップルは、コースの料理を頼んだようですが、
期待していたらしい“デザート”として運ばれてきた物が、
グレープフルーツを四等分しただけの物だった時は苦笑していましたね。
まぁ、笑っちまうだろうね。
せめてあんみつくらいは出さないと、日本人はもはや満足しませんよ。
熱海は一見さんの為の観光地だとは聞いていましたが、
すっかり廃れた今も、まだそんなことしているなんて驚き。
あのババア団が困らなければそれでいいんだろう。
店を次世代に引き継ぐ気もないんでしょう。
商店街を左に抜けた信号のとこ。
提灯いっぱい。