尾瀬気候2011 その0
備忘録絵日記書きます。ブログ形式なんですが、旅の時系列にしたいので、旅中の時間の古いもの、旅中の日付の古いもの、がブログの上のエントリーにきます。たぶんちょこちょこと書いてゆくので気になるひとや興味のある人はすまんですがちょこちょことチェックしてください。ほな!
今のところ→「尾瀬気候その3」までです。
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今年もいってきました尾瀬。
今年も尾瀬夜行 で。
(この列車とても味があり自分が尾瀬に行く理由のひとつでもあったりします。記念にもらえるワッペンがなんともステキ!)
で、自分としては混んでいる時期が嫌なので
少しくらいは良い景色(水芭蕉とかニッコウキスゲとか紅葉とか)は遠慮して
いつも「ややオフシーズン」に行くのが好きです。
しかも、完全なオフシーズンだと、オレには尾瀬の自然には立ち向かえないので
「やや」のシーズンにいくのでした。
やっぱり空いてるのがいちばん。
せっかく隔離された(?)尾瀬なのでほんとうの静けさや自然を味わいたいのでした。
あ、もちろん熊とかは嫌ですが。
おおまかにいうと、2泊3日。
初日、北千住の駅を金曜の夜中に出て
移動の列車とバスの中で仮眠。
2日目、土曜早朝に尾瀬への入山口(今回は御池というところ)に到着。
燧ヶ岳という山を登山経由して尾瀬沼へ。
夜、沼畔の山小屋に一泊。
3日目、午前中、尾瀬沼界隈をトレッキングやビールしてダラダラホワホワ、ほっこり。
午後、尾瀬を下山。列車にて帰途。夜に北千住着。
そんな感じです。
尾瀬はイイですわ~。
なんていうか、「音」とか「温度」とかの感覚が日常と違うのです。
地球だ~、て感じかな。
「尾瀬気候その1」につづく↓
尾瀬気候2011 その1(北千住→燧ヶ岳)
さて、旅は始まります。
東武鉄道が企画している「尾瀬夜行2355」。
2355とは始発の浅草駅を23:55に発つかららしいです。
週末の夜、深夜に都内を出て翌朝に尾瀬方面へ、という感じ。
このツアー好きなんですわ、
ツアーと言うか夜行列車。
電車でもなく新幹線でもなく、列車です。
たぶんなのですが、途中から電化区間でなくなるので
電車でなくディーゼル車なのです。
見てくれもなかなかの朴訥で旅情があります。
なので、車を使わずにあえてこのツアーを利用してます。
ビールも飲めるしね。
で、この「尾瀬夜行」、飛行機に似てるのです。
それは、ふたつ。
まずは、完全指定席制で各席ごとにブランケットと簡易スリッパがついている。
ほとんどの人が登山靴オンリーで、もちろん荷物減らす為、来ているので
コレ結構ナイスなサーヴィス。
そして、二つ目。
この「尾瀬夜行」始発の浅草から途中の春日部まで3、4駅停車するのだが
(おれも途中の北千住で乗る)、そのあとは終点の「会津高原尾瀬口」駅まで
ノンストップ。なので、春日部駅を越えたら追加の乗車客はいない、
ので、春日部駅を越えると、空席があったら自由に移動出来るのだ。
飛行機もキビシくない航空会社なら結構移動させてくれるよな感じ。
んで、皆それぞれ広いところにいろいろ移りつつ仮眠にはいる。
ただし、女性専用車両は別。
春日部駅過ぎて20分くらい経つと車内の明かりが暗くなる。
ま、読書灯はないけど、なんだか飛行機なシステムなのだ。
あ、ちなみに東武鉄道です。
上の写真は消灯になった後の車内。
さて、自分は常磐線使いなので途中の北千住駅から乗る。
北千住は日付変わって深夜00:08発。
で、いちおう一時間前くらいには北千住に着いておいて
駅ビール。北千住のコンコースのベンチに座ってほろほろよい。
いろんな人がいてオモシロい。老若男女、酔いつぶれてるひとや
仕事帰りの人、まだまだ日常の中、しかも忙しない象徴のような
駅のコンコース。そこでのビール。しかもこれから旅。
なんとも不思議な気分になる時。
列車は福島の会津にある、
「会津高原尾瀬口」に向かう。
消灯された列車から見る窓の外の風景はなんともスーとする。
全く無いわけでもなく常にあるわけでもない
オレンジ色の人間の生活に関わる明かりが流れてゆく。
それを見ていると
自分の日常生活してないところにいるんだな感があり、
なんつか、海外とか国内とかの区別でなくて
「違う場所」という感覚をしみ込んでくる。
てか、んなことより、きちんと仮眠とらなきゃなんだけど。
仮眠独特の寝てるのか寝てないのかの浮遊感の中にいながら
カタンカタンと列車は揺れ進んでゆく。
到着時刻は4:20くらいになっているのだけど
実際は3:30くらいには終点の会津高原尾瀬駅に到着する。
しかし駅から連絡するバスの出発が4:20なのでホームについたまま
列車の中で仮眠させてくれる。これ嬉しい。
4:00すぎくらいになると列車内の明かりが点灯され
バスへの連絡が案内される。
「尾瀬夜行2355」ツアーは列車だけでなく鉄道とバスの都内と尾瀬入山口の
往復のセットで駅から入山口との往復の貸切のバス(会津バス)も行程に入っている。
同じ路線上なら貸切バスの時間外でも一般の路線バスも利用出来る、特に帰路に便利。
列車を降りると、これまたうれしいサービス、朝ごはんサービスがある。
駅にておにぎり2コと新香の朝ごはんパックがもれなくもらえる。
ま、このサービスがなかった以前よりチケットの値段が上がったのもあるけど。
でも、これは便利。
前日などに朝こはん用に自分で購入するものより安全だし
どうしても荷物ならないようにとか腐らないようにとかで
パンとか携行食などになってしまうことが多いので
やっぱおにぎり、米はありがたいなあと。
すぐに、駅やバスの車内とかで食べる人はほとんどいないかな、
なんせまだ4:00だから。
みんな入山口とか山の途中のブランチや昼ごはんに食べている。
おれはブランチか昼にしようとバックパックに入れた。
仮眠でほわんほわんしたアタマでバスに乗り換え。
尾瀬夜行用のバスは基本的には「会津高原尾瀬口駅」4:20から
「御池」5:50を経由して「沼山峠」6:10まで行く。
でも、途中で降りたい人は運転手さんに言えばどこでも可能。
ま、当然だけど降りるのは1回限りで何回も乗れない。
今回も会津駒ヶ岳の登山口など何カ所かでそれぞれの目的の
人達が降りて行った。
さて、バスの中でも少し仮眠しつつ
今回のスタート地点「御池」に到着。
5:50ころ。
まずは、、、、、、、
とりあえづ、うんこ。
御池のトイレです。
写真じゃ分かりにくいけどきれいな朝日が差し込んできてました!
朝、何も食べないのもなんなので
北千住の駅でかっておいた甘いビスケットを胃に入れる。
パワー補給。
下界より空気が冷たいのと
空気がウマいのもあり
スーとなる。
さあ、出発です。
燧ヶ岳を登って越えて尾瀬沼へ。
ちなみにこのルート初めてです。
この御池の一般車駐車場の奥に登山道の入口があります。
燧ヶ岳登山道や燧裏林道などの入口になります。
時間は
06:10。
標高約1500m。
入山。
今年の尾瀬は雨が多いらしく登山道はぬかるみや濡れている岩が多いような気がする。
会津高原尾瀬口駅から御池までの途中、桧枝岐村には何カ所も土石流の跡があった。
とてもなまなましい跡で、実際見るとスゴいというか怖いというか。
バスが走っている国道もなんとか通れた箇所(てか、マジかよ!ココ通るのかよという
感じだったわん)があった。
やや急登な道を進む。
なんつか筑波山の急な箇所が続く感じかな。
「トレッキングポールよりも手(軍手しました)」と言えば
山行ってる人には分かると思う。
しばらく樹木帯を進むのだが先が見えない。
行く上の方向には空が見えるのだが
平坦なところに辿り着かない。
筑波山だと前方に(燧ヶ岳にしても筑波山にしても、前方とはいっても45度くらい上だけど)
空が見えた時にはしばらくすると真っ平らではなくとも平坦なとこに
でるのだが。なんていうか、だまされてるようなヘビーローテーション、
全く進んでないかのような登ってないかのような錯覚。
ただ、身体は疲労していくのでたしかに登り続けているというのは分かる。
でも、失望してしまうような程度ではなく、先の、上の方のニュアンスは変わらなくとも
回りの風景や環境は変わり続けているので、ヒーヒー言いそうになるが
なんか楽しい。きちんと山を登っている感じがする。
そして、やはり登っていたのである。
ややなだらかになってきたと思ったところに
急に視界が開け、
「広沢田代」に出た。
広沢田代。
6:40ころ。
標高1760m。
うひょ~!
でした。
ガイドブックでは見ていたけど
なんで山の中腹にこんな湿原があるんだ???
んな感じ。
ガイドブックに、疲れが飛ぶ、と書いてあったけどまさにその通り。
なんか、スゲ~な。
あの世かよ~、て思いました、行った事ないけど。
池塘も点在。
池塘(地塘)は池みたいなやつ。
池とは基本的に違うらしい。
晴れてたらまた別の「顔」があったと思うけど
ガスってたらそれなりに神々しく見えましたわん。
なんかね、吹き抜ける風まで、なんか違うのよ。
スー。
そしてさらに上へ。
またしばらく樹木帯の中を登ると
後ろにはさっきの「広沢田代」が眼下に!
うひゃ~、神の庭!?
あ、無宗教ですが、とりあえず、なんか、こう、地球サイズで
おっきいもの的に、神様って感じで。
で、それからさらに登って、いよいよ息切れしはじめてきたので
ちょっと2~3分くらい休憩とか入れ始める。
途中何組か追い抜いたりしたのだがオーバーペースだったのか、
はじめての山はやや焦るからか。でも、これがもっと高山だとしゃれに成らんからな。
などと考えながら、楽しむことを忘れないように
ペースを考えつつ登る。そして登る。そしてまた登るのであった。
苦しいなあ、、と思っているとまたややなだらかになってきた。
ちなみに、燧ヶ岳の「御池ー山頂」のコースは
なだらかになってくると木道が整備されていたりして
ここで心拍落として結構ペースを整えられる。
スゲうれし。
お、なだらか~、と思っていたらまた視界が開けてきた。
おお、そろそろ「熊沢田代」か、平地か、と思って歩いていた矢先、
木道の真ん中に、
でっかいツキノワグマのウンコがど~んと。
ちょとブルー、
そして、
無意識のうちにバックパックの熊鈴たくさん鳴らそうと身体揺らし気味に歩く自分がいた。
そして、
「熊沢田代」
07:20ころ。
標高1950m。
ま、「熊」沢田代ってぐらいだから
熊、いてもおかしくないんでしょうけど。
ま、ガスってますけど。
ここ、熊沢田代は
晴れてるときはスンゲきれいな景色らしいです。
自分も何点か写真見たことありますがキレイですね、
ちなみに
今回の写真、
ほとんどが「写ルンです」です。
出発前持って行こうとしたらデジカメぶっこわれてました。
熊沢田代の池塘。
晴れてるとコレがまた、、、、
すごくキレイとか。
あ、遅くなりましたが、
田代って
平地の湿地帯みたいなとこをいうらしいです。
でも、ほんと山の中に突然現れたり
こんなものがあったりすると
ほんと
なんだかわけわかんなくなります、イイ意味で。
ほんとスゲ。
さて、熊沢田代をあとにして
登ります。
で、
ちょうどここでなんか食っといた方がイイかなと思い口にした
300円くらいの栄養食、
なんつかウィダーインのちっちゃくなった感じのやつで
どろっとしたゼリー状で、
中身がすげ酸っぱくて甘い、
エネルギーの塊、みたいな携行食を食べました、というか
注入しました。
で、気のせいか分からんけど
結構効いた気がします。
もしかしてサーフィンにもいいかもなって思ったりも。
そのあとは、
ひたすら登る感じ。
でも、
登るパターンが変わって
(カレ沢、低木、トラバースなどなど、基本やや急登なのかな)
疲労がなければ、けっこうオモシロいのではないかと思います。
オレは、それなりに辛かった、でも、飽きなかったな。
カレ沢のガレ場。
見上げる感じで撮ってるので結構急だわよ。
カレ沢を抜けて左へトラバースし始めたあたり。
眼下には「熊沢田代」。
もうすぐ頂上です。
つづく
尾瀬気候2011 その2(燧ヶ岳山頂)
さてさて、
暫くぶりなってしまった日記書き。
さてさて、いよいよもうすぐ燧ヶ岳の頂上です。
結構ハアハアいいながら登り続ける。
今までよりは、確かに空が広く、視界の中に空が見える割合が多くなってきた気がする。
頂上が近いのを祈って腰丈くらいの熊笹(笹?)の道を登る。
すると、なんか山の木じゃないような2mくらいの低木が生い茂っていて
その枝々が作るのアーチの中を進む。
なんか、どっちっかていうとジャングル、南国の雰囲気。沖縄みたいな感じ。
なんだこりゃ???と思いながら5分くらい進み
木々のトンネルみたいなところを抜け視界が広がったと思うと、
ドーン!
頂上であった。
そう、恋と頂上はいつも突然に現れるのだ。
俎グラの頂上。
09:15頃。
あ~、やっぱ長いスパッツの方がよかったな~、見た目も。
で、思いっきしガスってます。
ただ、たまにガスが取れて眼下に尾瀬沼が!
ま、たまになんですけどね。
なんかキレイなのだ。
もう風景が全ピン(全体にピントが合ってる)で自分の前にある。
スー。
そして、まわりの登山客さん(このときはちらほらしかいなかった)と歓談したり。
そして、
おにぎり食う。
このおにぎりはツアーパッケージに含まれていた、会津高原尾瀬口駅でもらったもの。
尾瀬沼とおにぎり@俎グラ。
そして、おにぎりウマーーーーーーーーーーーーーッ!
ウヒャー!!!!!!
うわ~、となるくらいピンのあった景色。
距離感が有るけど無い、みたいな不思議というか神秘的というか。
こういう風景って山とかで多い気がする。
海だとキレイなんだけど距離感は感じる。
で、先日このことについて、ゴトジさんと話した。
お互い同じようなことを感じていて、
俺はアリゾナやカリフォルニアの砂漠の中の風景で、
コトジさんは最近では富士山で、
感じたニュアンス。
で、
たぶん原因は全ピンだからじゃないか、ということ。
山などは空気が清く澄んでいるので
クリアに目に届くからなんじゃないか、と。
もちろん海の空気も澄んでると思うけど、なんつのかな種類が違う気がしたりするんです。
(なんか山の空気は海のそれよりも密度が高い気がするなあ、しかもクリアで、う~んイメージ的にはダイヤモンドみたいなかんじ??)
ま、あとは気分てのもあるんだろけどね。
結論としては、写真でみてもスゲなんだけどでは、体感には勝る者は無いな。
あと、グーグルアースの1万倍くらいの感。
さて、
柴安グラへ。
上の写真の山肌の白い線のような道が登山道。
結構急登の場所も有るけど
景色の美しさなどであんまり疲れは感じない。
時間にして20分くらい。
で、
そして、ほぼガスっていた柴安グラから俎グラに移動し尾瀬沼方面に下山開始。
「さいなら俎グラ、柴安グラ、また来るぞ、そんときはガスとっておいてね」と心で呟きながら。
帰りの柴安グラから俎グラへの道は混んでいたなあ。
ツアーさんの長い列にあたるとしばし避けてなくてはいけなかったり、
ところどころ渋滞したり。
ま、これは仕方ない。山では人間平等なのだ。
けど、シーズンになるともっともっと混むらしいので、想像しただけでいやんとなる。
ちなみに思うに、
山において、
いちばん偉いのが、強いのが、山(自然、地球)で、
次が熊、
その次がその他の動物、
で、いちばん下に人間。
さて、下山です。
その3につづく



































