どうも、はじめまして!
東京な塾の新星、上原こと上原康大(22)です。


好きなひらがなは「な」、嫌いなひらがなはありません。
福岡の大学を卒業後、上京致しました。
どうぞよろしくお願いします。

新星ながら、私が5月22日東京な塾ブログを担当させていただきます。
(遅くなり、すみません;)



5月東京な塾の講義内容は、以下の4本立てで行いました。
=======================================
・前回の東京な塾おさらい
・グループディスカッション(高齢者ビジネスをするなら)
・ストコン報告(ハンバーガーショップ編)
・流行スポット巡り(渋谷FabCafe)
=======================================


今回のブログでは、東京な塾初の取り組みである
ストコンの実践【ハンバーガーショップ編】
について取り上げたいと思います。

皆さんご存知の方もいるかと思いますが、
ストコンとは、ストアコンパリゾンの略で
日本語に訳すと「競合店比較調査」を指します。

他店の成功要因や真似してはいけない悪い点を知り、
自分のお店をもっと良くするために行います。
私たちは、実際に足をつかって得た学びを、将来の自分たちに行かせればという想いの下、
ストコンを実践することにしました。


今回の発表者は田中菜津美さんです。
調査ポイントである、
商品、来店客、接客、レイアウト、販売促進、内外装のチェック項目
(※調査シート欲しい方がいましたら、ご連絡下さい)を
マクドナルド、モスバーガー、ロッテリア、バーガーキング、フレッシュネスバーガーの計5店舗で調査しました。



たべてたべてたべまくっております。



さて、一番評価の高いお店はどこになるでしょうか。

それでは、調査結果

みんな大好きモスバーガーが
一番満足度高いという結論を出しました。わーい!!


理由として、
・価格に対しての品質がよい
・キャンペーン商品とレギュラーメニューが明確
・子どもや高齢者向けのメニューがる(=EveryBody)
があげられます。
流石は、モス様。

次点は、バーガーキング。

惜しくもキングになれず...
味も美味しく、店内もきれいで落ち着けました。


しかし、なぜモスバーガーに劣っていると感じたのでしょうか。

バーガーキングを本物のキングにするため、
勝手にモスバーガーと比べ劣っている部分の改善点を提案しました。笑

・価格をもっと安く(1080円から900円以内に)
・メニュー表の構成をシンプルに
・男性や若者向け以外の商品構成に
ここを改善すれば、バーガーキングは、真のキングになると提案。

以上が、発表内容(簡易版)になります。



この提案に対して井崎先生はまず、


「帰納法をとりいれたこと」「実際に自分たちでやったこと」
を褒めて下さいました。
もう、高まりますね!!!!

ただ、このままで終わるはずがありません。
ストコンを行う上で、甘かった部分もコメントしてくださいました。


井「飲食店ストコンでやってはいけないことがある。
それは、味を論じること。」

えええええ、一番重視しそうなのに!?(上原心の声)


井「理由は、味は主観であり、当てにならないから。
 ビジネスの成功に味は関係ない。食えればいい。くるくる寿司がいい例。」

なるほど(2秒で納得)


そして、さらになんじゃこりゃーなご指摘がありました。


井「そもそも、バーガーキングとマクドナルドは比較対象にならない。」

えええええ、同じハンバーガーショップでしょ!?(上原心の声)

井「理由は、バーガーキングとマクドナルドとでは、業態が違うから」

????(理解できていない)



業態が違うとはどういう事なのでしょうか。

そもそも飲食店は大きく分けて
・レストラン型
・ファストフード型
に分けられるそうです。

特徴は以下の通りです。
=====
・レストラン
 -ゆっくり時間をかけて食べる
 -メニューが豊富
 -価格も高い
 -アルコールを提供

・ファストフード
 -メニュー少ない
 -早くて安い
=====

つまり、
・マクドナルドは、ファストフード型
・単価が高く、アルーコールも提供するバーガーキングは、ファストフードではなくレストラン型

ハンバーガーショップは全部ファストフードという訳ではないのですね。
日本人は“食べ物”で業態を分類してしまう。同じ“食べ物”を提供しているから同じ業態であると見えてしまう。しかし、それは間違っていて、正しくは“使い方”で分類するのです。
誰の使い方?そうお客様の使い方です。=for the Costmor

続けて、以前流行スポット巡りで訪れた
ハンバガーチェーンカールスJr.の日本第一号店である秋葉原店
についてコメントしてくださいました。


カールズJr.は
接客を行う(テーブルまで品物をもってくる)
アルコール類も提供している
ハンバーガーのサイズが大きくて値段が高い(1050円)のが特徴です。
詳しくは、以前の東京な塾ブログ
>>流行スポット巡りカールスJr.<<


井崎先生曰く、日本第一号店カールスJr.秋葉原店には致命的な弱点があるのだとか。
どうですかみなさん、お気づきでしょうか??

答えは、
レストラン型なのに店が狭いことです。
アルコール出すため(=滞在時間が長い)つまり、回転率が悪い。
=売り上げがあがらない
レストラン型は席数が命だそうです。(居酒屋も同じ考え方)


ここから、いえることは、業態にはそれぞれ適正規模があるということです。
※適正規模=その業態に適した店舗の広さや席数
この適正規模を正しくとらえることが、ビジネス成功の条件になることがわかりました。

ただ、おそらくこの一号店はスクラップ店としての役割だろうとのことです。
日本人の反応をための試験的にやっているのでしょうという井崎先生の見方です。

続けて、こんなことも教え下さいました。
「実は、アメリカで一番伸びている業態はレストランやファストフードでもなく、
ファストカジュアルという業態だ。(あまり日本にはなじみがない)」
ファストカジュアルは、ファストフードとファミリーレストランの中間に当たる業態。
客単価が高いファミレス、回転率が良く客数を確保できるファストフードの両者の「いいとこ取り」を狙っている業態のようです。
例:パネダブレッド、チポトレ、アメリカングリル


ちなみに以前、チポトレにいったことあるのですが、
店員さんがものすごくかわいかったことだけ覚えています。
味がはダメですが、店員さんのかわいさは、論じてもいいのでしょうか。アーメン。

まとめ!!!
ストコンを行うためには、
業態もあわせる必要があることに気づきました。
業態が違うと同じ商材を扱っていようが、来るお客さんが違ってきます。
業態をあわせ、ストコンをすることで
お客さんにより喜んで頂けるお店作りができるようになるはずです。

全ての思考はお客様視点から始まるのです!

今回の反省を生かしつつ、
次回は、コンビニストアでストコン実施します。

◆次回な塾
日時:7月17日(日)14:00~18:00
集合場所:二子玉川 蔦屋家電 1階入り口
>>な塾HP<



最後は、流行スポットFabCafeでの井崎先生の素敵な笑顔でしめたいと思います。