受身の練習 | 東京マスオ物語

受身の練習

アドベンチャー27:受身の練習


重病人ずらをするのが好きなハバネロ爺さんだが、相当、自分がどう見られるかに対しては気を使っている。

救急車に乗るのに、お着換えをするのなんて当たり前。


ある日こんなことがありました。


愛車のチャリンコをガシガシこいでいた爺さん。信号待ちでちょっとバランスを崩して転倒してしまった!!(あり得ることです)


周りは、いくら若作りをしていても、立派なおじいさんが転んだんで心配になり


「大丈夫ですか?お怪我はありませんか?」


って聞いてくれたそうです。


そしたら、転んだことが相当恥ずかしかった爺さんは顔を赤らめながら


「大丈夫です。今のは転んだ時の受身の練習をしただけですから。時々練習しているんです。転ぶのは慣れてますので。」


一同「・・・・。」(絶句)


爺さん相当恥ずかしかったらしく、いつにもました速度でその場を立ち去ったとのこと。


(本人談)


あぶねぇ~~から気をつけろよ~~~。でもさ、その切り返しはねぇ~~だろ。心配して損したって周りは思ってるぞぉ。


って心の中で呟きながら、してやったり顔で話しているハバネロ爺さんを見つめてました。