今回の北海道旅行の最終訪問地は札幌でした。
昭和12(1937)年の水道創設時に建設されたという藻岩浄水場にある水道記念館に行こうと最寄りのバス停に降り立ったところで突然の大雨。せっかく来たので引き返さずに丘をのぼっていくと予想外にいい蓋に出会えました。
「札幌市上水道人孔」と右書きの向きで書かれ「人」の字にはひげが2本ついています。いかにもな骨董蓋ですね。
こちらは新しめですが立派な縁石付きです。弁の字は萌え点付き
大満足して引き上げたのですが天気が良ければ記念館の周りもゆっくり探索してみたかったです。
そのほかの骨董蓋を。右書きで排泥弇。縁石付き。
旧豊平町の町役場跡付近です。事前情報なしではまず訪れることのなさそうな場所ですね。
7年ほど前に別の蓋を見に来たところへも行ってみましたが撤去されていました。
撤去前はこんな感じでした。
北1条西4丁目あたりの排泥辨の蓋は無事でした。
一応、右書きですが仕切弁のほうはそれほど古いものではないと思います。一方の制水瓣のほうは字体から言って古そうです。
今回、ぜひ実物を見ておきたかった蓋がこれ。「日興」紋章の蓋。
日本興業銀行札幌支店として昭和48年に建てられたビルだそうでこの日興蓋は何枚もありました。数が多すぎてちょっと目的がよくわからないです。
骨董蓋かどうかわかりませんがこれまで何度か訪れている札幌市内でこの1枚しか見たことのない下水道の角蓋を載せておきます。
後篇へ続きます。