笠岡市の下水用マンホールの蓋 | 東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

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マンホールや消火栓などの蓋、特に地味蓋を中心に観察しながら歩きまわります。タイトルとは裏腹に都外出没頻度も高いです。

全国各地に数え切れないほどのご当地デザインマンホール蓋がありますが、その中で皆さんのお気に入りはどこのものでしょうか? 私のお気に入りの多分ベスト5に入るのが、岡山県笠岡市のこの蓋です。






天然記念物のカブトガニがとてもにリアルに描かれていますよね。でも、このブログのことですから今回取り上げるのもこんなきれいな蓋のことではありません。
主役はこちら。同市の少し地味なデザイン蓋。無数のカブトガニが中央に吸い込まれているようなデザインです。 と思っていたのですが、実はこれ、銀杏の葉っぱらしいのです。明確な由来の記録は無いものの、職員の皆さんは「イチョウのマンホール蓋」と呼んでいらっしゃったとか。同市には「枝垂れいちょう」と呼ばれる樹齢400年の天然記念物もあるそうですから、そんなイメージでしょうか? 市の木はもちろんイチョウです。




それよりも中央の紋章。笠岡市の市章は↓↓↓ですから、この蓋の紋章の下半分が気になります。




じつはこの蓋の紋章は、笠岡市の市章と日本下水道協会の表彰(↓↓)組み合わせたものなのだそうです。




各自治体の下水道蓋の仕様書を見ると、このマークを蓋の裏面に入れることとなっているようなのですが、笠岡市では、上水道などの蓋との区別の為に、表面の下水表示にもこのマークを利用したということのようです。
市章と下という文字を組み合わせた紋章は他の自治体にも多くありますが、これは分かりにくかった...