アメリカで燈孔探し | 東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

マンホールや消火栓などの蓋、特に地味蓋を中心に観察しながら歩きまわります。タイトルとは裏腹に都外出没頻度も高いです。

燈孔はLampholeというと聞いたのでインターネットで調べると、ネットでも蓋が買えるらしいことが分かった。例えば→これ

なので、まず、英語のLampholeが日本語の燈孔と同じものかどうかざっくりチェックしてみた。

カリフォルニア州立大学サクラメント校のページ にあった定義:

 A small, vertical pipe or shaft extending from the surface of the ground
to a sewer. A light (or lamp) may be lowered down the pipe for the purpose
of inspecting the sewer. Rarely constructed today.

 地表から下水につなぐパイプで下水管の検査のためにランプをぶら下げることができ、今日設置されることは滅多にない。

インドの大学の資料 にあった設置場所の説明:



 屈曲部であることその他の理由でマンホールを設置するには狭いところ、マンホールの間の直線が長いところ。 


今は、新規設置はないこと、設置場所、共に日本と同じでちょっと安心。ネットで買える蓋はあまりにも特徴がないので、古蓋ならどうか調べてみた。
  • 1912年以前のアリゾナ州(植民地)の燈孔(このページ の上から5枚目
  • このページ の図面によれば蓋の直径は10インチ、あるいは13インチ(25.4または33.0cm)
まあ、下調べはこれくらいにして、日が暮れる前に路上へ。。。住宅地(米国)を1時間ほど彷徨ったら、それらしい蓋が。大きさこの辺りではほかに見かけない25㎝。
A.Wに続く文字が気になります。



設置場所は、T字路。



とは言え、これだけで燈孔というにはあまりにも証拠が乏しい。継続検討。

残念ながら、流量計メーカー の蓋でした。 -追記(2012.4.28)



で、周りの蓋の写真も適当に撮ってホテルに帰って、再びネットを見て驚いた。このカタログ の6ページ目にも燈孔の図面が。



これがよく似ている。地紋の並びが若干違うが両側の切り込みもあるし。





切れ込みのない蓋はいくつか見つかった。





Dも。Storm Drain(雨水)用?


ちょっとレア目はこれ。


大きさが20㎝(8インチ)くらいしかない小さな蓋。


新しそうなデザイン(突起)の蓋。


以上の蓋の中に本物の燈孔蓋があるのかどうか、今のところ確認のすべがない。 設置場所はこんな雰囲気。