生まれて初めて | 東京の北の隅でVerdyを応援する

生まれて初めて

スポニチを購入した。


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女子サッカー選手が1面トップを飾るなんて、今後二度とないだろうから。


なでしこ関連の記事は全部熟読した。



7年前から女子サッカーを見続けてきた。


その選手達が途轍もない偉業を成し遂げた。


そのこと自体はとても喜ばしいし、選手達には尊敬と感謝の念しかない。


それでも一抹の寂しさはどうしても付きまとう。


我が世の春を謳歌するINAC神戸と


衰退しつつある我がBelezaと


その対比があまりにも露骨だから。


にわかファンには絶対に分からないことだろうが。


考えてみれば、INACがなでしこリーグの主流になってからまだ1年もたっていないのだ。


彼女らはまだ主要タイトルをたった一つしか取っていないのだ。


なでしこジャパン ≒ Beleza


であった時代には、世界一どころかアジアNo.1すら満足に取れなかった。


右項がINACに変わると、1シーズンを待たずして不滅の金字塔を打ち立ててしまった。


何かが決定的に足りなかったのだろう。


練習の質か、量か、強化費か、ファンサービスか。


全部だろう。


恐らく。


Belezaのネガティブ部分を反面教師として生まれたとしか思えない現INACのチーム。


豊富な練習時間と、選手がサッカーに専念できる環境。


黙っていても優秀な選手は流れていくだろう。


ひとつひとつの勝利を、ゴール裏サポーターとともに無邪気に喜びあう選手達。


我々Belezaサポーターが求めて求めて求めて求めて得られなかった姿がそこにはある。


全て認めて受け入れる。


受け入れるが、しかし。


かのチームに対する不快感が消えたわけではなく。


Belezaを嫌いになれるわけもなく。


Belezaは会社のストロングポイントであると明言した経営者。


現状が万やむを得ない判断の結果であったとしても。


一番をおいしいところを目の前で掻っ攫われたことに変わりはなく。


日本全体が女子サッカーブームに沸きそうな時期に。


数々の栄光に彩られてきたBelezaがNo.2に甘んじますか。


トップチームのように "かつての名門" と呼ばれるようになってしまいますか。


自分には見守っていくことしかできないけれど。


信じられるものがあるとすれば、OG、ベテラン選手含め指導者達の情熱かな。


実質Belezaのサッカーが、クラブ伝統のパスサッカーが、なでしこジャパンのスタンダードであるのは間違いないことではあるけれど、それを言っているのはVerdy周辺の人間だけであって。


このクラブのスタイルが日本のスタンダードである、と胸を張って言える日が来るまで。


みんなは待ってくれるかなあ?