豊岡支局の武田君から但馬国府・国分寺館で開催中の企画展の様子が届きました。歴史が判り易く展示してありますので、お近くの方は是非ご覧下さい。
      以上 東京キー局でした。


国分寺館では9月まで「知られざる!!豊岡の二大城」という企画をしているので覗いてきました。
出石城については昨年の企画展「出石の殿様」で報告した通りです。
豊岡陣屋は1668年に京極高盛が田辺藩(京都府舞鶴市)から移り、戦国時代の豊岡城が建っていた神武山麓に整備したものです。外堀にあたるのは、大正11年(1922年)~昭和9年(1934年)に改修工事が行われ、今は廃川となっている旧円山川で、現在の大磯町のあたりで大きく蛇行していました。戸牧川、旧さとう、豊岡高校グランドを結ぶラインが内堀にあたります。
一国一城令により但馬国の城は出石城のみとされたため、豊岡藩には城は築かれませんでした。
平成5~9年にかけて発掘調査が行われ石垣や掘なども見つかり大きな成果を上げています。
但馬国分寺の想像CGをDVDで放映していたのでそれも合わせて報告します。
国分寺館の入り口では夏休み企画として「世界のクワガタ 日本のクワガタ」の展示を無料でしていました。


(1)但馬国分寺の遠景。



(2)但馬国分寺の入り口。



(3)国分寺の七重の塔。高さ60.2mで法隆寺の五重塔の34.1mより遙かに立派な建物です。



(4)出石の城下町の説明。



(5)出石には攻め込まれにくくするためにクランク状の道が残っています。福成寺横から出石城へ向かう(京都方面から攻め込む)道すじ。豊岡方面から攻め込むのを防ぐために宵田町にもあります。



(6)今まで不思議に思っていましたが辰鼓楼前の八木町の四つ辻の「くいちがい」。戦術的に道路をずらしてあります。



(7)豊岡にも「くいちがい」の道路があるそうです。



(8)豊岡には侍屋敷の頃の板塀が今も残っているそうです。



(9)陣屋の位置。



(10)豊岡陣屋の歴代城主年表。



(11)クワガタ展。



(12)(13)世界のクワガタ。




(14)色鮮やかなクワガタ。東南アジア、オーストラリアに生息。



(15)世界一大きな「アンタエウスオオクワガタ」。



     ― 武田 ―