お待たせしました、

誰が興味あるねん、のPart2。



帯が椎名林檎だったので迷わず買うという買い方。

椎名林檎、大絶賛。なんてほんまかいな。


高校生の時、椎名林檎の歌詞がちんぷんかんぷんだったな、って話が逸れたけど、読んでみたかった綾瀬まるさん。

母との関係性から前向きに離れる女の子のお話。

とても惹かれた作品。



貧困女子って言葉はよく聞くけど、自分には関係ないって思ってた。でもこうなりうる事も十分にあるんだよな、って思いながら読んだら胸が痛かった。

読者として読んでると、なんでそうなんの?ってのがあるけども、当事者としてたらわたしもこうなってたかもしれない、って思わされた。



出てくる食べ物が全て美味しそうで、いちいち検索してしまうほど。そしてバターが食べたくなる笑。

食べ物と殺人の組み合わせがまた面白い。

婚活殺人事件の実際の事件をもとに描かれたお話。



すらすらと読んでしまった。

導入からどんでん返しを薄々気がつきながらもどんどんすらすら読んだ。

30代のいろんなことを抱えて生きる女の子。

そう、全部やるなんて無理だよね。

そうそう、分かるよ、分かるよ、なんて思いながら。