我々東京ホルモンズは 会えて嬉しかったし 食えて嬉しかったし 何より妻が予想以上に喜んでくれて嬉しかったB食家集団である
すし匠ワイキキ＠ハワイ 世界一の鮨屋はコチラです の話
鮨を食いにワイハーに来ました
新しくできたホテル リッツ・カールトンに入る
すし匠ワイキキです
ついにこの日がやって来たって訳です
世界中から食通が集まる話題の店ですから
店を予約してから飛行機とホテルを予約しました
ハワイに行くからすし匠に行く
ではなく
すし匠に行くためにハワイに行くのです
ドリンク入れたら一人1,000ドル？なんてウワサも耳にしましたので
煙が出にくい方のクレジットカードを財布に忍ばせてきました
リッツカールトンのロビーフロアでエレベータを下りまして
たしかプールの奥の階段を上ったところだったろと
ドレッシーな装いで刺さる視線をフルシカト
プールサイドをズンズン進み
SNSで見ては何度も奥歯をギシギシさせた
この看板を見たとき
日の丸を前に敬礼する日本兵の気持ちが分かったね
正直 シャッターを押す手が震えたよ
微笑むオレの顔を見て
ベキも微笑んでくれました
今回のワイハーは
一緒にキャンプ行ったり
旅行行ったりする友人ファミリーと一緒に来ました
その理由は子供の問題があったからです
まずオレとベキがすし匠に行く
その間友人ファミリーがダブル小ジャイの面倒を見てくれる
翌日はその逆
友人がすし匠に行ってる間
ウチがアチラの子供たちの面倒を見ているって作戦
ま
いくらワイハーだからって
子連れで天下のリッツカールトン
世界一の鮨屋すし匠で小ジャイ子の大発狂とか
許されるワケないっすもんね
合掌造りをイメージした半変形の天井
囲炉裏端をイメージした多角形 総檜 10席のカウンター
伝説の魚「モイ」 それを釣る華屋与兵衛が彫刻された冷蔵庫
中澤親方真ん前の中央２席に通され
「どこ泊ってるの？」から
最近の四谷のこと
匠誠さんのことや
子供は明日ココに来る友人が見てくれていることなど
アレコレ説明したら
「今度はココ貸切ってみんなで来なよ」
なーんて言って頂き
「じゃ 次回は！」
ってオレが言う前に
ベキが言い放ってました (笑)
つーこって早速
中澤親方の
「今日も美味しいところ少しずつお出ししていきます」
この決まり台詞で夢のような時間がスタートです
付け台はハワイの神木 コアウッド
コレ欲しいなー BBQ用で (笑)
まずは
ワシントンのオイスター
リッツ側との取り決めで生は出してないとか
旨味がキューっと凝縮されてます
ガリの代わりは
ヤシの新芽とハワイ産新生姜
イイ箸休めになります
すし匠版ポキ
金目と鮪とサーモンだったっけ？
四谷でいう
「まずは白身から わさびガツンガツンで」 のところ
烏賊の印籠はヤシの新芽入りハワイ仕様
シアトルのミル貝とパールハーバーのクレソン
鮨屋でクレソンお初かも
よく思いついたよねー
握り一貫目はオノの昆布締め
カマスサワラね
「うん やっぱ親方の握りウマイなー」
と思ったと同時に
シャリの問題無さにビックリです
シャリはタネに合わせて赤白２種類使い分けるすし匠です
オレがすし匠を好きなのはこのシャリが合うってのもあるんだけど
正直多少の覚悟はしてました
日本人なら日本の米が一番だろと思ってましたが
カリフォルニア米だっけ？
イイじゃんね コレ
熟成ハプップ
マハタだね
ロス産の小鯛
酢〆でおぼろ
今日は最後の一杯を波花にして
それまでは日本酒で通しました
どんなん用意してるのか気になってね
結果 楽しくってメモるの忘れたけど
レシートを見ると
おシャンパンはビルカール・サルモン
おワインはケンゾーエステートの朝露でした
ジャパンは
黒龍の龍とか雪漫々
伯楽星のイイヤツや 十四代アレコレと
日本のそこら辺の鮨屋よりイイ品揃えだったと思います
アク
鰹だね
バナナの皮で燻してんだっけ？
皮目パリッと炭で根性焼き式かなー
ベキはおシャンパンからーの
おワインです
ミル貝のレバ刺し
コレも日本じゃ食ってそうで食ってないヤツ
帆立のレバ刺しは四谷でよく出るけどね
コレなんだろね？
忘れた
コレはラウラウ
肉や魚をタロイモやバナナの葉なんかで包んで蒸し焼きにする
ワイハーの郷土料理
すし匠では サーモンとオパを
タロイモの葉で巻いて蒸し焼きにしてます
これウマイです
活ロブスターの紹興酒漬け
酔っぱらい蟹のロブスター版ね
超激酒泥棒
ジャパンが急加速です
鮪はやっぱ難しいよね
ボストン使ったりもしたそうだけど
今は日本から送ってるみたい
で 今日イチはコレ
ホワイトサーモン
キングサーモンの鮭児って位置付けかな
舌触りがスゴイ
また食いたい
枝豆すり流し
ザ・ノンフィクションで「ハカセ」が仕込んでたやつ(笑)
マウイ産の岩塩は
味にも食感にも良いアクセントになってます
鮪ヒレアンダー
でもってイヨイヨ
王族しか食せなかったという
ハワイ伝説の魚 モイ です
蒸した米に麹を加え発酵させてたものに漬けこむ
熟れすしみたいな感じ
独特な味わい
もちろん食ったことない
つーかモイって
ココまでしないと食えないのかって思った
よくぞここまで仕上げたね
さすがです
ま このパンチ力を受け止めるのは赤シャリよね
箸休めにトマトのピクルス
啓太親方！やべーぞこのピクルス
負けてんぞ！
「啓太まだピクルス出してる？」
なんて聞いてきたけど
若干ドヤ顔してたぞ！
焼き物は
オパ（赤マンボウ）の粕漬け フィンガーライム乗せ
フィンガーライムは小さい実を指先でブチューっと潰すと
プチプチーって細かいライムの実が出てくるやつ
昔取寄せて家で酒に入れたりしたっけね
トロ
カンヌキときまして
ベキのワインも急ピッチでなくなります
こんなに飲む彼女を久しぶりに見ました
とっても嬉しそうでコッチまで嬉しくなったよ
でもって今日の２番はコレ
ボタンリャンあげてー
ではなく
モロカイリャン
モロカイシュリンプ
生は希少らしい
軽くボイルして握りで
バカウマでした
日本のボタン海老よりウマイかも
雲丹とホワイトサーモンを松前漬けにして手巻き
日本では海苔をあまり使わなかった親方から手渡された海苔の手巻き
こちらでの苦労が一緒に伝わってきました
四谷でもよく出るいちご蒸しのハワイ版
サンタバーバラの雲丹
ハワイ島の鮑
白と黒のキャビアを乗せて
白キャビアって初めて食った
すし匠 三種の神器
あん肝すいか
上の乗ってるのは結局すいかの奈良漬けだったんだっけ？
ハーツオブパームっぽくね？
サッパリしてたしソッチだったと思うんだけど
誰か教えて
でもって
三種の神器二貫目は鮪のおはぎ
コレもハワイ式にカスタムしてあります
刻んで入れたのはネギでなく マウイオニオン
上に乗せたのは胡麻でなく マカダミアンナッツ
これイイなー
四谷でも出来んじゃんコレ
選べる式にしたらよくね？
「今日のおはぎはジャパンにします？ワイハーにします？」 的に (笑)
で
さすがに三種の神器三つ目の金目の皮目炙りは出ませんでした
ま
ワイハーで金目は無理よね (笑)
金目特有の上品な脂は代替え品無さそーだし
ヒョイといぶりがっこを出してくれたと思ったら
挟まってるのは
自家製シャリチーズだって
よく考えるよねー
ワインにも日本酒にも合います
アロハかんぴょう巻きと
あん肝ドライパイナップル巻き
啓パニョールでなく
圭パニョールだね (笑)
でもってたまご
四谷では 出汁を食う 魚を食う
でしたけど
ワイハーでは
出汁を食う イモを食う（タロイモ 黒い方）
になってました
さあココからはお好きなものをお好きなだけイキましょう！
親方の掛け声に
イヨイヨこの楽しい時間も終わりが近づいてきたかと
少し寂しくなったりしまして
エイジング鰤かな？
記憶が曖昧
すでに泥酔一歩手前です
スーパーエイジングツナ
やはり熟成の技は中澤親方が世界一です
最後にスゴイの一杯くださいっていったら
こんなスゴイの出てきました
そんなスペシャルなお酒を
サンタバーバラの焼き雲丹を握りと
悶絶級です
あまりの美味さに
ひっくり返るくらい仰け反ったら
ヒルトンの花火が見えました
ダブル小ジャイは今頃この花火を観ています
で最後の一貫は
どんな仕上がりなのか気になって仕方なかった
鯵をリクエスト
肉厚で鯵が前面に出てますがコレも全く問題なし
美味いです
デザートは
ハワイ産ブラウンシュガーの蜜で
葛きりです
おおう この器欲しいなー
でもって
マンゴーシャーベットで終了
正直
親方が居た頃の日本は超えてない
けど
並びそうではある
そんな仕上がり
つーても
この条件でこの内容を提供できる中澤親方は
やはり世界一の鮨職人だなとつくづく思った次第です
また拓さんはじめ、お弟子さん方のご苦労もそーとーだと思います
お値段もアレだけジャブジャブジャパンとワインを飲んで
二人で898ドル
予想の半分以下で済みました
日本の魚を海外で握る鮨屋は数あれど
現地の魚で握る鮨屋はこちらが唯一なワケで
まだこれから進化していくことは間違いないですが
すでにココまで満足できる内容に仕上げてきた
すし匠ワイキキメンバーに感動して
帰り際 自然と拍手をしてました
すし匠 ワイキキ
今度は来れるかなー
何人乗ってくるかわかんないけど
今度は現地集合でもイイから
仲間大勢でワイハー行きたいなー
そん時は是非
すし匠ワイキキを貸切しましょう
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中澤親方
楽しい時間と美味しいお鮨をありがとうございました
お土産まで頂きましてすみませんでした
いつか分かりませんが必ずまた来ます
ベキと手を繋いで
今度はいつ行けるかなー！ え？来春？ニヤニヤ
ランキング、今日もポチッとお願いします！
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店名 すし匠 ワイキキ
場所 ワイハー
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