組織が最高の成果を上げようとする時、必要不可欠なのがチームワークですが、このチームワークとは、感覚的なものですから、良し悪しの判断基準も人により様々です。

 

また、経験の浅いマネージャーは、これこそが何よりも大切なものであると信じて疑いません。

 

決して間違いとは言い切れませんが、チームワークとは、必要な要件が揃って効果を発揮し、非常に高次元のマネジメント段階にあるチームにとって付加価値的に機能して初めて有効に働きます。

 

一般的にチームワークと云うとコミュニケーションが取れていて連携、団結、協力を連想しますが、それら全てが上手くいっても、本当のチームワーク効果を発揮出来ていないケースがよく見受けられます。

 

何故でしょうか?

 

団体スポーツでは、チームワークが欠かせません。

 

野球を例に取り上げてみたいと思います。ご存じの通り野球は9人対9人で戦うチームスポーツです。投げる・捕る・打つ・走る、基本の動きはこの4つですが、ただ単に、それぞれ思い切りやった結果、どちらが得点できたかを競うといった、単純なスポーツで無い事は、興味が無い方々にも簡単に想像がつくでしょう。

 

今では、野村監督の推奨したID野球は、各チームが当然の事として取り入れている程、データや戦術がモノを云うわけです。

 

そんな野球におけるチームワークをとは、

 

『勝つ為に必要な一段上のレベルでプレーする力』

 

です。具体的にはチームプレーと云われる、ダブルプレー、ヒットエンドラン、スチール、バント、スクイズ、サインプレー、バント処理、守備フォーメーション、更には、相手投手攻略の為に狙い球を絞りヒッティングする等など、試合中は、実に数多くの、ハイレベルな技術を要する多彩な戦術が、繰り出されます。

 

これらは、全てチームワークによって駆使されるプレーですが、

 

チームワークを勝利に結びつける為には、絶対的に必要な条件が一つあります。

 

それは、選手各個人が、並外れた訓練に裏付けされた、より高度な技術・能力を自己の責任において養い、確固たる実力として備えているという事が挙げられます。

 

高度なチームプレーによって結果を出すには、個々に能力の高い人間が確実に役割り果たし、ミスなく連携しなければいけません。

 

また、実力者同士が、お互い相手の能力を認め合い、信頼出来るプレーをする事が、言葉を超えたコミュニケーションとなりチーム内に少しづつ団結力を醸成していくのです。

 

つまり、チームレベル以下の選手が平然とプレーしている状況や、ごく稀にミスをしてしまう選手であっても、それが複数いる、こういったチームでは、チームワークは生まれません。

 

もはや、このままでは、勝つことは不可能です。

 

また各自の訓練や成長が足りないチームは、試合にならないばかりか、野球そのものにならない事すらあります。

 

従って、野球に限らず、組織におけるチームワークを鍛えるならば、

 

『徹底的に個人を鍛える』

 

この事がチームワークを鍛える事に直結した、正に最善の方法なのです。

 

チームプレーに徹するとは、自分の義務をパーフェクトにこなすことです。

 

みんな楽しそうな笑顔で、活発にコミュニケーションする仲良しなチームと

笑顔はなく言葉少なに集中した緊張感のあるチーム。

 

チームワークを鍛える必要があるのはどっち

試合が始まれば、直ぐに分かることです。