そう、桜はすぐそこまで。
東京都心の開花予想日は、3月24日(火)、
満開予想日は、3月31日(火)。幾つになって
も、毎年、この時期になると落ち着かない。
そう、どのタイミングで、あの子と、お花見に
行こうか。
ということで、今回の「大人の東京デート」
は、お花見編。それも、午後半休をとって、
あの子と平日半休お花見デートと洒落こもう。
例え、1泊旅行は無理でも、半日なら、彼女
も気軽に付き合ってくれるだろう。
というのも、週末は、どこの桜の名所も大
混雑。女子にとっては、トイレも大混雑。
せっかくの花見も、人込みの記憶とトイレ
の行列、なんてならない様にね。
それに、「平日半日」というのが、ポイント。
いつものAfter 5のデートとは、一味も二味
も違う。君のいつものスキルだけでは対応
できないかもしれない。だから、これは、
君にとってもある意味チャレンジングな
デートなんだ。
但し、成功すれば、それなりの見返りも期待
できる。そう、半日旅行がうまくいけば、
彼女が「楽しい」と感じてくれたら、そう、
次は、お泊り旅行、、、という布石になる
のだ。
さて、場所は、どこにしよう。
東京の桜の名所は多々ありますが、やはり、
いつもテレビでも紹介される定番の一つ、
「千鳥ヶ淵」から始めたい。知る人ぞ知る、
という場所でもいいけれど、初めてのお花見
は、「定番」の場所で「定番」の行為をして、
彼女の記憶に長く残る
お花見にしたいんだ。
待ち合わせは、お昼過ぎの九段下。
出口3を出たところの、セブンイレブン前
の広場がいいだろう。この時期、スタバで
待ち合わせ、なんてしても、絶対に混んで
て入れないよ。
さて、ランチは、駅から徒歩数分の「寿司政」
で。ここは、文久元年、1861年創業、つまり、
江戸後期から続く老舗。品のいいコの字の
白木のカウンターに、白いカバーのついた
清潔感のある椅子。そして、テーブル席が3つ
くらいのこじんまりした寿司屋だ。
さて、ランチのお勧めは、「バラチラシ」。
お店で食べてもいいけれど、せっかくのお
花見デート。ここは、前もって、電話で
オーダーしておいて、「バラチラシ」を二つ
pick upしよう。ここのバラチラシは、ちょ
っと値が張るが(3000円)、魚介の種類が
半端なくて、そのひとつひとつに江戸前なら
ではの「仕事」がされている、見た目も彩り
鮮やかなチラシなんだ。それを、お花見弁当
にしよう。
ただ、本日のディナーもあるので、お昼は食
べすぎないようにね。
さて、平日とは言え、天気が良ければ、かな
りの人で混雑している。普通は、北の丸公園
の入り口を通過して、千鳥ヶ淵緑道から入る
のが王道だけれど、ここは、あえて、北の丸
公園側(武道館側)から入ろう。理由は、
その先に、絶好のランチスポットがあるから。
入口にある門構えが堂々としいて、桜も映え
る。これだけで、普段のデートでは味わえな
い旅行気分になるね。

さて、北の丸公園を右手、つまり、千鳥ヶ淵
側に歩い行くと、千鳥ヶ淵う見下ろす位置に、
いくつかのベンチが、適度な距離を保ちつつ
配置されている。
できれば、そのうちの一つに陣取って、千鳥ヶ
淵にかかる桜を見下ろしながら、バラチラシ
を食べよう。まずは、コンビニで調達してきた
ビールで乾杯、、、。いいや、ビールもいいけ
れど、ここは、大人らしく、シャンパンで乾杯
と行きたい。最近は、セブンイレブンでも
シャンパンを用意している。シャンパングラス
はなくとも、やっぱり、泡ものは、心が華やぐ
からね。
彼女と肩を並べて、チラシを食べる。彼女は、
初めて、折詰のふたを開けると、きっと、そ
の色彩の綺麗さに感嘆の声を上げるだろう。

うららかな春の日、淡いピンクの桜の花弁が
ヒラヒラと舞、水面を覆い、絨毯のようだ。
それを、昼シャンで酔っぱらって、彼女と
2人で眺めることができる、まさに、至福の
時ですね。
様子を見て、彼女の太腿に手を添えてみよ
う。こんな日なら、昼間でも、彼女も目くじ
らを立てることはないだろう。
さて、ちょっと、回り道になるけれど、ここ
から、先ほど入った門から出て、改めて、
桜咲く千鳥ヶ淵緑道から、千鳥ヶ淵に入ろう。
途中も、お濠にかかる桜が見えるから、それ
を楽しみながら。色々な桜があるけれども、
やはり、「お濠と桜」の組み合わせは、これ
ぞ、ニッポン、といいたくなるようなベスト
マッチの「絵」ですね。その究極は、青森の
「弘前城」である、というのが、僕の私見な
んだけれど。
弘前城の桜の見頃は、4月末から5月初旬、つ
まり、ゴールデンウイーク頃。弘前城の桜が
どんなに素晴らしいかをさりげなく、彼女に
伝えて、そう、来年のゴールデンウイークに
は、彼女を、「お泊り桜旅」に誘おう。えっ、
今年のGWでもいいじゃないかって?
いやいや、もう、この時期だとGWの弘前の
ホテルはどこも一杯で、とれないよ。
さて、ここで是非乗りたいのが、ボートですね。
このボートに乗るためにも、週末でなく、平日
にした大きな理由。もちろん、平日でも天気が
よければ、並ぶけれど、週末ほど絶望的な列の
長さじゃない。
この時期には、必ずと言っていいほど、ニュース
でながれる「映像」だよね。それを、一緒に体験
するのは、彼女の記憶に長く残る、例え、彼女が
誰かと結婚しても。そんな、記憶を共有できるの
は素敵なことだと思わない?
さて、ボートを漕ぐのは男の役目。
彼女は、脚を綺麗に揃えて座る。
ちらりと、太ももに視線を移す。
彼女が気が付いて、一応、睨んでくる。
ああ、後で、わざとボートを揺らそうかな。
さて、他のボートと接触しない様に、ゆっくり
お濠を回ろう。岸にぎりぎりまで近づこう。
せり出した桜の枝が当たるくらいに。

彼女の揃えた膝が眩しいね。
お濠の向こうには、東京タワーが見える。
これは、もう、記憶に残るお花見ですよ。
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さて、半日お花見デートの後半は、明日お
届けしますね。お楽しみに。

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