長崎

密林父の出身地。長崎。




長崎のお盆と言えば

精霊流し。




この一年で亡くなった人の霊を送り出す
お盆行事。




精霊船という船を模した山車のようなものを遺族が引いて
長崎市内をパレードするわけです。


精霊船には故人の趣味が反映されます。


例えば、

お酒が好きだった人なら酒瓶がデザインされたり、
釣り好きなら竿や魚、
ギャンブル好きなら777。

てな具合。


たまにピカチュウとかだと
「あ～、、、小さいお子さんだったんだ、、」
と切なくなる時も。







元々は、この精霊流しに
故人の全財産をつぎ込むのが習わしだったそうです。

生前作ったお金は、あの世に持って行けないなら
全て使ってしまえ！
ってことでしょうか。


豪快長崎。


残された家族的にはたまりませんが、

七五三にウン千万もかけるより
よっぽど気持ちいいです。


今はどうなんだろ？









そして精霊流しと言えば


爆竹。


これが凄いのなんの。
耳栓なしで見物できません。



とにかく火力がぱない。




俺が実際見たのは、

大きいゴミ袋パンパンに爆竹つめて
一気に着火。


ババババン！

なんてもんじゃないです。



破裂音がつながりすぎて、


ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！





です。




超大雨が降り出したか
商店街いっせいにシャッターおろしたか、、、


例えるならそんな感じです。



ちょいちょいロケット花火も飛び交ってるし。。



その　ザーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！　が、
あちこちで着火されると、、


数時間後、
パレードが終わる頃には
街中が雪降ったみたいに爆竹のカスが積もってます。



豪快長崎。












長崎は海と山が近くて、

山の傾斜に墓場がデラ～っと並んでて、

お盆シーズンは提灯の明かりが街からも展望できて、

とても奇麗です。と記憶してます。




で、お墓では

ロケット花火が名物。



お墓の近くには
問屋。っぽい佇まいの花火屋さんがちょいちょいあって
そこでロケットをゲトって
お墓から

ヒューン！

なんですねぇ。



夕方になると
山の斜面のお墓からロケット花火が

ヒューン！

ヒュヒューン！


てのを見る事が出来ます。





一説によると
日本国内の花火消費量の９割が長崎だとか。


恐るべし
長崎の火力。








「パァ～っといこうよ！パァ～っと！」

っていう県民性なんですかね。



密林父も
明るく厳しく、何事もはっきりとして
カラッとした人でした。










ロマンティック長崎。





そろそろ精霊流し始まってる時間かな？