雇用保険は今後、
大きく2回にわたり改正されます。
①2024年10月~
教育訓練給付金の給付率引上(最大70%→80%)
2025年4月~
失業保険の給付制限期間の短縮(2か月→1カ月)、並びに教育訓練受講者の給付制限期間廃止
②2028年10月~
雇用保険の対象者が、週20時間勤務→週10時間勤務の従業者に拡大
この改正により考えないといけないこと
雇用保険の支払負担は増加しますが、
社会保険と比べると、所詮負担は知れてます。
従業員は、今まで以上に、退職しやすくなる。
同時に、教育訓練給付金の利用により知見を高めやすくなる(教育訓練給付=雇用保険の加入が必須)。
従業員からすると、教育訓練給付金は3年に1回受給可ですので、
3年に一回、教育訓練→退職→失業保険受給→教育訓練→退職→失業保険受給→・・・
を繰り返し、
相当な知見をもつことが可能となる。
退職を繰り返すのがキャリア形成の面からいいのか悪いのかは別にして、
今でも転職しやすい世の中であるのに、
今まで以上に転職しやすい世の中になり、ますます転職支援の会社さんが儲かることになるでしょうね。
そうすると、退職されにくいような会社を、これからますます作っていく必要があるということになります。