(夢を現実に④のつづきです‥)
‥陸上競技において
日本代表・日本記録保持者
になるまでのお話です。
いつかは
日本記録が出せたらいいなぁ
とあわい夢をもちつつ‥
まずは
埼玉県代表になって
国体で優勝する!
という目標を持って
陸上競技の名門校である
埼玉栄高校に入学しました。
目標や夢は持っていたのですが‥
正直‥
またあの苦しい練習を
3年間続けなければならないのか‥
と、いう思いもありました‥。
つい1年ほど前までは
バレーボール部で
楽しくのんびり部活をしていたのに
この1年で生活がガラッと変わりました。
すべてが陸上競技中心の生活へ。
練習をこなし
日々の目標タイムをクリアするために
食事も栄養バランスを考えながら‥
暇さえあれば寝て‥
遊びになんて行かないし
(遊びに行って疲れたら
翌日の練習に響くから)
と、陸上一色。
日々の目標タイムを
クリア出来ないと
走る本数が増える‥
という仕組みになっていたのです。
これは、精神的にも
結構ツラいものがありました。
あの練習を
3年間続けなければならない‥
と、思うと
入学当初から気持ちも
どんより‥
しかし、国体で優勝したい!
いつか日本一になりたい!
という、
夢や目標はあったので
頑張って日々の練習を
こなしていくわけです。
入学してすぐに
高校日本一を決める
夏のインターハイ(全国大会)
に向けての
予選会がはじまります。
中学では
800mが専門種目でしたが
高校では
400mを走りたい!
と、思い
先生に
(おそるおそる)直談判をして
400mで予選会に
出場することになりました。
これも‥
あれよあれよという間に
埼玉県で1位。
北関東大会で2位。
と、走るたびに
自己ベスト記録を更新し
高校日本一を決める
夏のインターハイ(全国大会)への
出場が決まりました。
持ちタイムも
全国ランキング2位。
中学での全国大会は
出場しただけで
(準決勝でビリ‥)
入賞を狙うとか、
決勝に残るぞ!
などの意欲はなかったのですが、
今度はランキング2位
ということもあり
優勝を狙いつつ‥
せめて準決勝
という目標。
はじめての全国大会決勝は
それはそれは‥緊張して‥
口から心臓が
飛び出るんじゃないか‥
ドクン ドクン‥と
鼓動が聞こえてしまう程の
緊張っぷりです‥
決勝レース‥
『位置について‥』
『ヨーイ‥』
『バンッ‥!!』
もう
まわりで応援している人たちの
声援や応援など
まったく聞こえず‥
走り抜ける風の音と
地面を蹴るスパイクの音しか
聞こえていません‥
‥ラスト100mは
動かなくなる体を
必死に動かして‥
2着でゴール。
高校1年生にして
全国大会2位。
陸上競技を
本格的にはじめて
‥わずか1年8ヶ月で
全国大会2位。
結果は上出来ですが、
まだまだ上を目指しているので
満足はしていませんでした。
さぁ‥
夏のインターハイが
終わったら
今度は
秋に開催される
憧れの国体へ
出場するための
埼玉県選考会があります。
この埼玉県選考会で
優勝すれば
入学前からの目標であった
埼玉県代表になり
国体で優勝する
という目標にグッと
近づく事が
できます。
と‥思っていたら‥
監督の意向で
選考会に出場できなくなる
という状況になりました‥。
その年から
スタートすることになった
全国高校女子駅伝の練習を
開始するため
長距離選手に
混じって
長距離練習を
スタートさせることに
なったのです‥
(つづきます‥)