（注：決して現実逃避中ではありません）
札幌からレンタカーで30分くらい移動して石狩へ。
港に行ってみたら、釣り人を多数発見。
何か釣れてるのかなーー？と近づいてみると、
地元のおっさんがあきらかに何かを釣っておる。
ほう。釣れるのか。
「ふふーん♪今日は良い天気だなー♪ふっふーん」
と何食わぬ顔でおっさんのバケツを覗いてみたら、
なんと地元のおっさん、ニシン釣ってやがった。
マジか。
ヤバいなこれは。
ニシンとか港で釣れちゃうんですか。
もう釣りたくて僕我慢できないよ。
この感情を我慢出来るのなら、バイナリーで余計なトレードしてないよ。
ってことで、急いで釣り具屋へ直行。
地元のおっさん曰く、この時の僕の動きは音速を越えていたらしい。
いや、おっさん、それはさすがに言いすぎだろうとツッコんでみたら、
いや、それはさすがにウソだとしてもBフレッツ（光ファイバー）くらいのスピードでは動けていたよ。
って言われた。言われた気がした。そんな気がしただけ。
ノリと勢いで釣り具屋で竿購入。
速攻で港へリターン。
空いてる場所に陣取って、糸を垂らしてみた。
するとすぐ釣れた。
入れ食い状態だ。
うん。５メートル右隣のおっさんがすぐ釣れてた。
くそ！おっさんに先を越された！
僕が糸を垂らすのがあと10秒早かったら僕が釣れてたかもしれないのに！
何故僕は釣れないんだー。
群れは来てるのにー。
まぁ、次はきっと僕の番だろう。
と思ってから30分。
待ち構えるものの当たりなし。
シータ 「日の出は真東よりちょっと南へ動いています。光は、日の出た丘の左はしをさしたから・・・」
ドーラ 「いい答えだ。そっちはどうだい？」
ドーラの子分 「ウンともスンとも言わねえです。」
「ウンともスンとも言わねえ」とは、まさにこのことだな、と思った。
うーむ。
そう簡単には釣れないか。
・・・・
と思ったらすぐ釣れた。
今度は１０メートル左隣のおばさんがな。
このクソがぁぁぁ！
「わーい釣れたよー♪」じゃねぇぇぇ！！！
こっちは釣りたくてウズウズしてんだよぉぉぉ！！
ってかマジで何故僕には食いつかないのか・・・
で、何回か繰り返しているうちに分かったんだけど、
ニシンは湾に入って、壁にぶつかったらターンして戻っていくみたいだ。
え。何その愚直さ。まっすぐにしか進めないの？
ニシン「僕らは前だけ向いて生きていくんだ！でもね、ミルクマン・・・もし僕らが壁にぶつかったら・・・その時は大きな海に戻っても・・いい？」
とでも言うつもりか？
壁にぶつかったら横道に逸れるみたいな考えはねーのかーー！
というわけで、奴らが港の中を回ってないという事に気がつくのに3時間かかりました。
毎回同じおっさんとおばさんしか釣れていない。
つまり、同じ場所しか釣れていない。
途中、「５メートル隣で連れてるのに不思議だわー。コマセ撒いたらこっちこねーかな？」
と思って、群れが来たときに撒いてみたが寄ってこなかった。
なんなんだこのナニコレ珍百景は。
だめだこりゃ。
知人に電話して聞いたら、ニシンはそうらしい。
常連がいい場所ＧＥＴしてるからどこの港も、一見さんは釣れないんだってさ。
なんなんだこのナニコレ珍百景は。
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