中川博之氏楽曲紹介167 森雄二とサザンクロス「足手まとい」(初版) | ディープな歌謡曲の世界~スコティッシュ75のブログ~

ディープな歌謡曲の世界~スコティッシュ75のブログ~

歌謡曲(主にムード歌謡中心)の紹介を中心に記事にしてます。

 

〽わかってくださいますね あなたなら〽

 

 森雄二とサザンクロスの代表曲『足手まとい』ですが、一般的に知られているのは、1981年発売の3コーラス構成の神山純一氏編曲バージョンでしょうが、その4年前に2コーラス半構成の、小笠原寛氏編曲による『足手まとい』をサザンクロスは発売しており、81年のシングルは言わばセルフリメイク扱いでした。

 

 今回紹介する初版・『足手まとい』は、エレキギターの音色が耳に残る、ややポップス寄りの編曲です。

 

 いつものサザンクロスでしたら、ラテンタッチアレンジの作品が主流なのですが、そういった意味ではこの初版・『足手まとい』はサザンクロスサウンドとしては異色の作品です。

 

 81年バージョンではそれほど目立ってなかったコーラスも、77年バージョンでは「♪パヤパヤ♪」というフレーズ入れてみたり、結構耳に残ります。

 

 「詩:高畠じゅん子+曲:中川博之+唄:サザンクロス」という面子による作品としては、4作目に当たる本レコード。

 

 前作、『渚ホテル』が思うようなセールスに至らずここで原点回帰。

 

 再び「別れ」をテーマにした作品で、スタッフはレコード制作に臨みます。

 

 ただ、初版の『足手まとい』も大きくセールスを伸ばすには至っていない様で、81年の『足手まとい』(売上20万枚)がリリースされて以降は、ベストアルバムでも初版が収録されることはほぼ稀な状態となります。

 

 

【レコードデータ】

レコード会社:クラウンレコード

レコード番号:CW1646

発売日:1977年3月?日

A面 『足手まとい』

B面 『やさしく別れて』

両面とも 作詞:高畠じゅんこ 作曲:中川博之 編曲:小笠原寛

 

 

 

にほんブログ村 音楽ブログ 演歌・民謡・大衆歌謡へ
にほんブログ村

(↑ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。(__))

ABEMAプレミアム