〽はるかに聞こえる あの歌は 港神戸の 想い出ブルース〽
1969年に結成し、『神戸で別れて』でデビューした東京モナルダという3人組のムードコーラスグループ。
彼らの最後に発売されたレコードが、この1971年に発売された『神戸ブルース』です。
神戸で始まり神戸で終わるという運命を辿ったグループでしたが、残した楽曲は隠れた名曲が多く、特にデビュー曲『神戸で別れて』は、ロス・プリモスを筆頭に幾人かの歌手によりカバーされました。
さて、彼らのラストシングルとなった『神戸ブルース』は、1977年に発売された内山田洋とクール・ファイブの『西海ブルース』と歌詞違いの楽曲です。(さらに言えば『西海ブルース』自体、花菱エコーズというグループが1696年に最初にレコードリリースしたという経緯があります)
この、東京モナルダの『神戸ブルース』は、一人別れた恋人を偲ぶ男の心情を歌った作品ですが、オリジナルの『西海ブルース』も場所は異なりますが、同じ様なシチュエーションの歌となっています。
歌唱の東京モナルダは元々ハワイアンを演ってたバンドだったそうですが、私がこれまで聴いてきた彼らの曲のサウンドからは、ハワイアンが下火になった時勢もあったのか、その様な要素は感じられず、どちらかと言えばラテン的な音が多い印象のグループです。
またこの『神戸ブルース』では、クール・ファイブをソフトにした様な編曲となっており、彼らの音楽ルーツをレコードのサウンドから見出すことはちょっと不可能かもしれません。
【レコードデータ】
レコード会社:ビクターレコード
レコード番号:SV-2123
発売日:1971年3月?日
A面 『神戸ブルース』 作詞:石坂まさを 作曲:緒方よしやす 編曲:寺岡真三
B面 『二人だけの夜』 作詞曲:石坂まさを 編曲:寺岡真三
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