1968年リリースのレコードです。
内容は恋した女性を追って広島市まで来てみたが、結局女性に会えずに呉線経由の汽車に乗って帰る・・・という失恋ものの歌です。
タイトルが「呉線経由」となっていたので、てっきり呉線沿線の地名とか駅名が出てくるのかと思ったのですが、そう云ったものは全く出てきません。
ジャケットの北島氏の後ろの風景の写真も、広島市内を流れる京橋川辺りっぽいのですが・・・。
さて、曲の内容ですが、恋した女性を探し広島市内を彷徨う男性の心情がメインとなっています。
そのため、歌詞には「安芸の島々」、「比治山」、「流川」、「京橋」といった地名が出てきます。
歌唱の北島三郎氏の世界観が確立されており、完全に演歌寄りの歌謡曲、といった仕上がりになっています。
【レコードデータ】
レコード会社:クラウンレコード
レコード番号:CW-856
発売日:1968年9月?日
A面 「呉線経由」 作詞:英玲二 作曲:中村千里 編曲:小杉仁三
B面 「君のためなら」 作詞:星野哲郎 作曲:関野幾生 編曲:萩敏郎