4月21日(日) ①10:30 ②13:10 ③15:50 ④18:30
徳島市シビックセンターさくらホール
塚本晋也監督作品 ほかげ
『野火』『斬、』そして―
戦争を民衆の目線で描き、
現代の世に問う祈りの物語。
女が暮らす半焼けの居酒屋
片腕が動かない男との旅
空襲で家族を失った子供の目から見た、戦争と人間。
『鉄男』でのセンセーショナルな劇場デビュー以後、世界中に熱狂的ファンを持ち、多くのクリエイターに影響を与えてきた塚本晋也。戦場の極限状況で変貌する人間を描いた『野火』、太平の世が揺らぎ始めた幕末を舞台に生と暴力の本質に迫った『斬、』、その流れを汲んだ本作の舞台は『野火』の直後、終戦後の閣市。戦争で奪われたものと、絶望と闇を抱えたたまま混沌の中で生きる人々を、映画はしたたかに描き出す。
主演は、NHIK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインに抜擢され、今最も活躍が期待されている俳優、趣里。孤独と喪失を纏いながらも戦争孤児との関係にほのかな光を見出す様を繊細かつ大胆に演じ、戦争に翻弄されたひとりの女を見事に表現した。
片腕が動かない謎の男を演じるのは、映像、舞台、ダンスとジャンルにとらわれない表現者である森山未來。飄々としながらも奥底に蠢くめく怒りや悲しみを、唯一無二の存在感で示している。
人間の中に潜む暴力から分かち難く絡む死と生を描いてきた塚本信也が今を生きる全ての者に問いかける祈りの物語。
徳島でみれない映画をみる会の例会で会員制
当日会場で入会し見ることができます
入会金1000円 月会費1000円 初回は2か月分をお納めください