プロ野球選手のフォームを連続写真で解析! -2ページ目

プロ野球選手のフォームを連続写真で解析!

プロ野球選手のバッティングフォームやピッチングフォームを連続写真を使ってスキル解説!野球上達テクニックも公開するぞ!

田中将大投球フォーム連続画像


 フォーム評価
(最高値=100)


バランス
柔らかさ
力の伝達
打ち難さ
迫  力

TOTAL値


10
15
13
12
16

66

 

クーニン的な評価ね

1年目からローテーション入りして11勝した田中の2年目の投球フォーム。
柔らかい肘の使い方で腕のフリが大きく、一番の特徴としては右足をプレートを蹴った反動で打者に向かっていく部分だ。西武ライオンズの西口文也なども田中と同じような足の使い方をする。

昨年、強肩の嶋とバッテリーを組みながらも両リーグワーストの28盗塁を許した反省からクイックを強化。
モーションを速くしながらも腕のフリが小さくなっていない。

フォームで改善すべき点としてはステップ幅。
左足を踏み出しすぎて体重移動の際に力が逃げてしまっている。
また、左ひざが割れなよう3塁方向に閉めすぎているためバランスが悪くなっている。

そのため、150キロを超える剛速球を持ちながらもはじき返されてしまう場面が多い。


下半身が十分に使えず手投げになってしまうところがあるので、左ひざが地面に対して垂直に立てるように強制すると良いだろう。下半身(土台)が安定すれば球に重みが増し、スピードガン以上に迫力のあるボールを投げれるのでがんばってほしい。

ritten by tomoya kuniyuki

Profile---------------------------------
18 田中将大
1988年11月1日生 
兵庫県伊丹市出身
186cm 90kg 
右投げ右打ち
駒大苫小牧高(甲)→楽天①
-----------------------------------------
■トピック
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【動画】2008春・密着取材

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涌井秀章投球フォーム連続写真

 フォーム評価
(最高値=100)


バランス
柔らかさ
力の伝達
打ち難さ
迫  力

TOTAL値


20
20
15
16
14

85

 

松坂2世と言われた涌井もいまや西武の大黒柱。
2007年は17勝で最多勝に輝くなど名実ともにエースとなった涌井秀章の投球フォーム。


体重移動が非常にかろやかで、左手で体が開かないようにして力を溜めれている。
入団当初は、足を上げたとき左ひざがもっと後ろ側にあり、反動を使って投げていたがいまはそれがなくなった。

入団1年目の球速は150キロ近く出ていたが、今は140キロ前後。
それでも、映像で見ると150キロを投げていたときよりも速い。
なぜか?

それは、リリースポイントが打者に近くなったからだ。

ボールが打者に届くまでの時間を0.1秒短縮すればめちゃくちゃ速い球になるように、打者との距離を10cm詰めるだけでもかなり速い球になるというわけだ。

あとは球にキレがあり、初速と終速の差があまりないこと。
スピードガンで150キロを計測する球でも打者に届くころには140キロ前後となる。初速と終速の差が少ないキレの良い140キロを投げれば150キロにも勝るとも劣らないボールになるのだ。


では、キレの良い球はどうやって投げるか?


これには球の回転数を上げないといけない。そのため、リリースの際にボールを押し込みながら切る必要がある。この動作は手で行うのではなく、下半身の力を腕に伝えて手で放つ。


涌井の2段目左から2番目の写真を見ると、踏み出した左足が地面に対して垂直に立てており、股関節で力を溜め込めている。股関節に溜めた下半身の力が「ボールを押し込む力」となり、キレのある(初速と終速の差が少ない)ボールを生み出すのだ。


さらに、涌井の場合は1段目の投球動作がサイドスロー投手の体の使い方をしており、
そこから2段目のようにオーバースローへと持っていく特徴がある。

これは体の柔らかくなくてはできない投げ方で、かつ左ひざのとてつもな負荷がかかる。
この投げ方で毎試合150球近く投げ完投するのだから下半身の強さは半端ないと言える。


また、ボールを押し込む投手としては他に藤川球児や川上憲伸がいる。

ritten by tomoya kuniyuki

Profile---------------------------------
16  涌井秀章
1986年6月21日生まれ
千葉県松戸市出身
186cm85kg 
右投げ右打ち
横浜高(甲)→西武①
----------------------------------------
■トピック
wikpedia情報
涌井応援サイト
永谷修の「松坂2世・涌井秀章は西武のエースとなれるのか」
【動画】高校時代の涌井


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前田健太投球フォーム連続写真


 フォーム評価
(最高値=100)


バランス
柔らかさ
力の伝達
打ち難さ
迫  力

TOTAL値


18
18
15
13
16

80

 

2008年より138勝106セーブを記録して引退した佐々岡真司の背番号18を引き継いだ次代のエース・前田健太。

2007年にPL学園からドラフト1位で広島に入団し、1年目に一軍登板はなかったが、二軍で5勝をマークしてウエスタンリーグの優秀選手に選ばれた。

今年は4月5日にプロ初先発するなど、一軍の舞台で活躍しそうな気配だ。

そんな彼の投球フォーム。写真は2007年9月時のものだが、現在とさほど変わっていない。

腕のしなりがチャームポイントで、タイプで言うと西部ライオンズの西口文也が近いが、西口よりも一塁方向に体が流れないので高いレベルでバランスがとれている。

要望を言うとするなら、個人的にはグラブを持った手をもっと三塁側に持っていって左肩が開かないようにしてほしい。

また、振りかぶって左足を上げたときに2段モーションになりがちなので強制してもらいたいものだ。

ritten by tomoya kuniyuki

Profile---------------------------------
18  前田健太
1988年4月11日生まれ
大阪府泉北郡忠岡町出身
右投げ右打ち
PL学園→広島①
----------------------------------------
■トピック
wikipedia情報
球団プロフィールページ
【動画】桑田2世の由来
【動画】フレッシュオールスター戦
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