特撮ウイークエンド★日本特撮の開祖?『大佛廻国』 | 特撮アラフィー!! ~50オヤジのコレがたまらん!

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昭和特撮と趣味の花の写真を取り上げているオッサンブログ。「ゴジラ」は好物だが「シン・ゴジラ」は大嫌い。


少し前に話題になりましたが
今より82年前─


愛知にある大仏像が突如起き上がって動き始め、
名古屋の観光地を巡る


日本初のミニチュア着ぐるみ特撮映画(と言われてる)


『大佛廻国・中京編』。

世界に名をとどろかす“水爆大怪獣映画”

『ゴジラ』第一作(1954=昭和29年)より22年前、

時は1934(昭和9)年、 満洲事変後、第一次世界対戦前のこと。


制作:大佛映画製作所
原作:大佛映画製作所
監督:枝正義郎

J.O.トーキー
モノクロ・パートカラー
75分?



「奇想天外!!曾て人間の想像し得なかつた大トリツク映画」

「座して六十二尺(約18メートル)
立ちて百十尺(約33メートル)
の大佛如来」
─当時の記事より


(大映の『大魔神』15尺=4.5mの倍の背丈)



名古屋・大須 世界館で、9月14日公開。
大阪・大阪敷島倶楽部で、10月5日公開。

関東など、他の地方での上映記録は不詳。



また、戦後に断片的フィルムが映画館でかけられたのを見たという証言も。


この枝正義郎(えだまさ よしろう)氏は
広島出身の映画監督・カメラマンで、
円谷英二を映画界に引き入れ、育てた日本映画初期の先覚者であり、映画技術者の草分け的存在の方なんだそう。


残念ながらフィルムは紛失、現存している作品の評は芳しくないものが目立つが、
これら資料を見るだけでも、我々にとってはスゴくワクワクドキドキする。

雰囲気・対比的に
この方とならんで練り歩き、
全国の悪行をジャッジして欲しい気持ちも・・・


題して
『大佛如来・大魔神、世直し行脚記』

─え?大きさ?
いーんですw

あんましコマイこと言うとジャッジされるど!(コラコラ)

では皆さん、よい週末を。