帰ってきたウルトラマン
第4話「必殺!流星キック」に登場した
キングザウルス三世
なぜイキナリ「三世」なのか???
本来、キングザウルス三世は
「必殺!流星キック」エピソードに登場する怪獣ではなく、
お蔵入りエピソード
「呪われた怪獣伝説」(脚本:伊上勝)
のために考案された怪獣です。
そのあらすじとは
『博物館に展示された一体の骨格標本に雷が落下し復活・姿を消す。
博物館責任者にして古代生物学の権威、
茜博士は
古代アトランティス語で書かれたエメラルドタブレッドを翻訳、情報を得ていた。
それによると、アトランティス人が
大陸に生息していた原始恐竜キングザウルスを生体改造して作り上げた末裔─それがこの使役怪獣キングザウルス三世
なのだという。
現在、11枚目まで翻訳出来たタブレットによれば、
キングザウルス三世は
生命の周期を自由に操り、生けるものの生死を司るのだという。
エメラルドタブレッドの力の虜になり、キングザウルス三世を操ろうとする博士。
だが郷はウルトラマンの能力を借りて残りのタブレットを解読。
そこには
キングザウルス三世暴走のために
アトランティスは滅びたと書かれていた・・・』
なんか、面白そう!!!
自分は未読ですが
「帰ってきたウルトラマン大全」
出版社: 双葉社
発売日: 2002/12/1
に、
そうした解説が書かれているそうです。
(上のあらすじは、他からの解説も混じってるかもですが)
帰りマン初期にしては異色ともいえる、
SF色の強いこの脚本は
TBSの橋本洋二プロデューサーに却下されました。
当時考えられていた人間ウルトラマン、根性もの(特訓による新技会得)路線に
そぐわないと判断されたとも言われています。
そして怪獣名とバリア能力が「必殺!流星キック」に流用された、
意味不明の「三世」になってしまったわけです。
─と、三世についてはこの説が有力視されてると
エラそうに書きましたが、
このあらましは現在、色々なところで語られており、
自分のような者でも、ネットで少しかじった程度で知ったかぶり出来る訳です。
なお、別で言われる
「レッドキング、エレキングに続く三頭目の“キング”になって欲しいという番組制作者側の望み」というもうひとつの説?は、
この件を調べている皆さんもソースが確認出来てないみたいです。
“ キング ”ジョーについては、狭義の意味で怪獣でないからなのか?
─放映当時名前がなかったため(ペタン星人のロボット)ノーカウント。と、
もっともらしい理由を作り上げた方もおられますが、
帰りマン放送時には既に決まってましたですしおすし(爆)
なんか、怪しげな説ではあります。
─としたところで
バンダイナムコ ゲームスが
2011年に発売した、ニンテンドーDS専用ソフト、
『怪獣バスターズPOWERED』には
『キングザウルス祖種』
─いわゆるキングザウルス1世が登場します。
つまり、当初のシナリオを基にしたキャラクター展開という、マニアックなコトをやらかしてる訳ですヒューヒュー♪
んで、その中の三世の解説に─
↑おお!コレだったら納得いくわ(笑)
2つの説をウマイこと扱ってる気がしました。
まあ、もっと詳しい方がおられたら、
また「それ違うよ!」という方がおられたら、
ご一報いただければ幸いです。
それでは皆さん、よい週末を!!