翌日、僕は早く起きて、秀太たちの、もちろん真司郎の分も朝食を作ってあげておいた。それから練習場に行く。

宇野ちゃんが「にっしー、早いよー」と練習場にハァハァと走って来た。

西「そんなに走って来なくても良いのに」と筆談。

宇「だって、にっしーに、遅れるの、嫌だもん」

宇野ちゃんは熱心さんだ。そこら辺が可愛い。

同じ"オンナ"として尊敬する。

宇野ちゃんが「喉は、どうなの~。あと真司郎」と聞いてきたので、あんまり、と筆談。でもファンに心配かけたくないので、練習場に来てるよ、と筆談した。真司郎のことは、他の目もあるので、こそこそと昨夜のことをバラした。宇野ちゃんは「うんうん」と頷いて、「うーん」と唸った。ん?僕、変なこと書いたのかな?
「にっしー、それはね、真司郎は、あんたに告白しようとしていたのよ」と言って、僕は頭が混乱。「あと、喉だけどね、今日はダンスだけにしといたら」えっ、「二階に‥」っていうのは、そういう事だったのか!ダンスだけ?難しいな。「真司郎、気、悪くしてないかな?」「今日、お台場でしょ。それどころじゃないわよ」「そっか。良かった」という問答があり、秀太、日高が練習場に来た。

今日はAAAのライブのリハーサルだ。ダンスだけかー。盛り上がらないな。