十八年と一ヶ月も
家族でいてくれたチョコが
旅立った。
飼う時に
穏やかなゴールデンリトリバーと
活発なジャックラッセルテリアは
相性が最悪などといわれたが、
まったくそんなことは無く、
仲が良かった。
今では通報されるかも知れないが、
2匹ともノーリードで
往復2時間の散歩を楽しんだ。
そのメイを見送り、
次に迎えたのが
同じジャックラッセルのハル。
最初はかなり険悪なムードだったが、
ほんの少しの間で折り合いがついて、
活発な2匹で
楽しい時を過ごした。
そのハルを
たった7年で見送り、
ひとりになると、
急に老けたように感じた。
クルマに撥ねられること一回。
石を飲み込んで
腸閉塞の手術が二回。
老齢になってくると
腫瘍ができ始め、
最後には
右後ろ脚も動かなくなったが、
散歩は嫌がらず、
むしろ催促するくらいだった。
喉元にも腫瘍ができて、
飲み込みにくかったと思うが、
最後までよく食べてくれた。
痛そうなそぶりも無く
ご飯が食べられなくなって一日で
眠るように逝ってしまった。
喪失感は大きく、
心に穴がポッカリ開いてしまったが、
いつまでも悲しむことは
チョコも望んではいないだろう。
比較的長命といわれる犬種だが、
それでも平均寿命は
12年から15年だという。
こんなに長生きしてくれたチョコには
感謝しかない。
