一行 無礙光  谷口雅春

 

【無碍光】
阿弥陀仏の発する十二光の一。何ものにも妨げられない救いの光明。

 

「無碍の光明は無明の闇を破する恵日なり。」
親鸞『教行信証』総序(『真宗聖典』 p.149)

 上に掲げた言葉は、親鸞(1173~1262)の主著である『教行信証』の冒頭にあります。「無碍」とは、何ものにもさまたげられないということです。「無明」とは、真実の智慧の明るさがないということです。ですから上の一文の意味は、

何ものにもさまたげられることのない阿弥陀仏のひかり(光明)は、真実の智慧がない人間の闇を破る太陽である。