申し遅れました。

私、本日の司会進行役を仰せつかりました、

豊臣家筆頭家臣!

大野修理亮治長にございます!



というわけで、今回は治長について。



前回のblogと同じように、こっから先はあくまで創作と僕の解釈と演技プランであるからにして、史実とは違うかもしれないことはあしからず。

ネタバレも含みますので、DVD鑑賞で!というかたは注意してくださいませ!





大野修理亮治長
(おおのしゅりのすけはるなが)

今回の僕のプランでは、

武芸に秀でていなくとも、知恵と知略で時代を生き抜いた人。

そんなイメージで演じました。



かなり自由に演じさせていただきました。

史実がどうか、歴史の闇がどうか、、、

は、すごく興味深く、創作、演じるにあたり、とても楽しい部分であります!



今回は、がっつり淀殿を愛していた。。。秀頼は、治長と淀殿の間にできた、秘密の子。という設定でした。

そして淀殿は、それを利用していたし、治長もそれを利用し、もしかしたらいつの日か自分が天下人となる夢を抱いていたかも、、、しれない。

自分にその才覚がなくても、その血筋を残すことで権力を握れるかもしれない。。。

そしてそしてなによりも、自分の血を分けた我が子、秀頼を、治長は愛していた。



なんとも言えない、男女と、親子の関係。



愛していたからこそ、自分を押し殺していた。

愛していたからこそ、今までやってこれた。



なんか、生々しさと、コミカルさの、いいさじ加減をさぐるのが、すごくむずかしかったのが、婚姻のシーンの淀殿との絡みや、歌のシーン(笑)

やっぱね、秘密の恋ってのは、エロスなんすよ。

ただ、BSPで、どこまでそのエロスを出せるかって、自分の中では、けっこうチャレンジでして。

コミカルなシーンにも、少し匂わせつつ、シリアスなシーンで出してく。

なんかそんな方向性でした。



淀殿とのシーンも、秀頼とのシーンも、毎回刺激的でした。

たぶん、毎回違ったと思います。

のりあきとまーくんには、毎回違くてごめんなさいと心の中で思いつつ、その場のリアルを大事に、生感、生々しさを大事にしました。



愛する人に刃を向けること。

愛する人に刃を向けられること。

この感覚。

なんとも言えないこの感情



毎回ほんとにスリリングで、演じ手としては、言い方は悪いけど楽しかったのは、感覚として事実であります。

演劇の醍醐味というか。




閑話休題。

婚姻のシーンや、大坂城のシーンは、コミカルに、そして引っ掻き回す役回りでした。

汗かいてなんぼのBSP。

選択肢に困った時は、つらい方、疲れる方を選ぶ!それがBSP。

てなわけで、めちゃんこ疲れました(笑)

ぜーはー言ってました(笑)

BSP『真田幸村』という作品においての、ゆるっとできる箸休め的なポジション、シーンになってたなら、幸いです。




閑話休題2。

で、僕は大野治長と服部半蔵の2役を演じていたのですが、

あるシーンで、半蔵から治長に早換えのシーンがあるのです。

台本上どう考えても、着替えの時間ゼロ。

で、舞台上で着替えてたわけなんですが、、、、どう考えても、それも間に合わない。

そしてある時こう思ったわけです。

むしろ堂々と着替えよう。着替えが見られても構わない。

こっから先は僕の解釈とエゴですが、

治長は徳川方と通じていた可能性がある。

つまり、見る人によっては、半蔵と治長が通じていたと見えてもいい。

もしくは、治長が着替えてるとこに淀殿が入ってきたら、エロスやな。それもありっちゃーありだな。

まぁ、そんな想像をしつつ、早換えしてました。



んー、相変わらず日本語下手くそだな。

これ、文章にして、うまく伝わるかな。。。




閑話休題3。

で、気づいてもらえた人がもしいたら嬉しいという話。

半蔵VS霧隠才蔵のシーンで、半蔵が才蔵に向かって、「素人が手を出すな」と言っている。

治長も秀頼に向かって「素人が口を挟むな」と言っている。

これ、どちらも、僕がまーくん演じる才蔵と秀頼に言ってるんですね。

これ、演劇的に、すごく面白いなーと、思ってやってました。

こういうのって、ちょっとシェイクスピア的な演劇っぽい(笑)





はい。まぁ、まとまらない、今日のblog。

治長として、淀殿のりあき、秀頼まーくんと、”芝居”ができて、楽しかった。





このお二人とできて、楽しかった!スリリングだった!刺激的だった!エキサイティングだった!興奮した!

そんな毎回でした。という話。



これからは若い子には出せない大人の色気を追究しようかな。大人の男として。

なんつって。