引き続き連投失礼致します。
德岡です。


この間は1月末からずっと没頭していた
PARTNER21 の公演が遂に終演致しました。

ありがとうございました。



このPARTNERという作品は
子供の頃描いたPARTNER、理想のロボットが未来で生存していて人間とPARTNERがどう交わっていくかというお話になります。



実はこの公演凄く出演したかったんです。

このPARTNERという作品は
2019年にPARTNER19という題材で自分が出演していて
わたしにとってはとても思い出深い作品だったからです。

Partner19に出演した当初、
わたしには何もなく凄く落ち込んでいた時期でした。
事務所に入っていた時期だったので周りには明るく振る舞っていましたが、凄く凄く落ち込んでいてこの先どうしたらいいのかわからない時期でした。


演じる事の難しさと対面していた時期です。


そんなばちばちに落ち込んでいた自分ですが、
劇団めでたしさんの主催様がわたしに
「できるから。大丈夫できるよ。」って言ってくださいました。 何も自分の事話してなくてその時初対面だったのにその言葉をかけてくださって、その言葉に救われてもう二度と同じ過ちは犯さないし、信じてくださる方の為に頑張ろう。 


ただひたすらに頑張ろう。
ただひたすらに笑顔でいよう。


そう思って挑んだのがPARTNER19です。


殺陣をきちんと初めて教わったのも劇団めでたしさんで、
自分が頑張っているのに、周りの役者の方々が着いていけないぐらいにどんどん上に上に周りが上がっていくから置いてかれてしまうのではないかと必死に飛びついてとにかく頑張った舞台です。



今思えばもっと色んな事できたなあって思いますが
その時、自分に出来た限界がそこでした。



周りの方々が凄すぎたので
わたしがお客さんの目にも周りの役者さんにも目に止まっていることには気づかず終演を迎えました。


終演を迎えたら
前回PARTNER2017に出演していた方や
同じ舞台に立っていた演者さん、
自分のお客さん

皆様が自分の演技良かったと言って下さいました。


皆に良かったと言われる事がこんなにも嬉しくて
もっと頑張ろうと思えた事が自分の今の糧にもなっていて、



元々大好きだった役がもっと大好きになりました。



そして、いつかまた演じる時は
もっと人に愛されてもっと幸せになって欲しいと思いました。





PARTNERの続編が決まったのは去年。

最初は出演する予定でしたが、コロナの第一波が押し寄せて延期になってしまいました。



延期になった舞台は夏になり、
東京ミュウミュウオーディションと重なってしまって
なくなく出演を辞退させて頂きました。


2019年からずっとずっと役の事考えていたので
悔しくて悔しくて正直しばらく立ち直れなくて
暫く泣いてました。




でも、東京ミュウミュウオーディションは皆様からの支えられているもの。途中で放棄なんて出来ない。そういう想いでオーディションを頑張りました。




僕がオーディションを頑張っている間に
違う方がライカ役をやって
素敵に演じてくれるんだろうな、、、


ライカ役はもう自分から離れていくのだな、、、


そういう気持ちに区切りをつけられたのはPARTNERが延期になる少し前の事。



当時PARTNER20として作品を表にしようとしていた時にライカ役を演じていたのは今回エクレール役を演じていた三坂れみなさんでした。


三坂さんは堂々としていて
声も良くて自分にはない悪役感を持っていて
凄く素敵なライカになるんだろうなあ、、


凄く素敵に幸せになるんだねって
ライカが幸せならそれでいいやって思いました。


ライカを幸せにしたかったという自分の想いが
自分がライカを幸せにするんじゃなくてれみなさんが幸せにしてくださることに悔しい半面ライカが幸せで嬉しいとも思いました。



そんな時にPartner20が延期になり
再々延期だったので、お仕事も忙しくなってきてしまったし

もうPartner観ることも関わる事も出来ないのだなあ、、、と諦めていたので今回関わる事が出来て凄く嬉しかったです。


最初はれみなさんがライカをずっと大切にしてくださったから僕は違う役なのだなと思って悲しかったし、大好きなライカが近くで笑ってくれるならそれでいいやと思いました。



だから今回ライカという役を渡された時

凄く凄く嬉しかったです。
至らない所が沢山あって
前回と違い、相手をたたせる芝居が増えたので
そこの表現の仕方やライカ自身の事が前回の続きだったので
今の自分にとっては凄く凄く難しかったです。


さりげない優しさや、
さりげなく観察していたり
さりげなく周りをずっと見守っていて
理解しているのに技術が追いついてこなくて
ずっとずっと稽古中は悩んでました。


大好きだからこそ大切に演じたい
下手な事やりたくない。ライカを嫌う人が出てきてしまうかもしれないから、、


そう思ってしまって
中々自由に演じるのが難しかったりもしました。



本番では堂々と演じきりましたが、
前回より注目されるような所はなく
ただライカの良さを引き出したかっただけだったので
アンケートに書かれるだなんて夢にも思っていませんでしたが、ちらほらと書いて頂いたお客様がいらっしゃって、

ライカと德岡は救われました。

本当に本当にありがとうございました。



また今回劇団めでたしさんに出演したのが久々でしたが、忘れかけていたものや自分に足りない事を気付かせて下さったのでこれからもこれを糧に頑張っていきたいと思いました。


本当に本当にありがとうございました!