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教員経験者による「子ども・教育相談・カウンセリング」

~ちいさな保護者会~

 

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本日のブログは

 

30年前の就職試験用の手作りお守りを、いまだに免許証入れに入れている教え子に感動!

 

 

 

30年前と言えば、

 

私もまだ30代でバリバリの高校教員。

 

高校3年生のクラス担任としての思い出の一つに

 

就職試験の進路指導がある。

 

 

当時は、クラス40名の内、大学や短大への進学者と就職者が3対1くらいの割合で

 

あった。

 

就職希望の生徒体は7月初めからに求人票とにらめっこ。

 

  

 

職種や給料、休日、福利厚生、通勤距離など求人条件の良い企業を候補に挙げ

 

保護者との三者面談を実施。

 

就職希望の企業受験の最終意思確認。

 

 

 

夏休みには、履歴書の書き方、志望動機の文面や面接の指導などで慌ただしかった

 

覚えがある。

 

9月に入ると就職試験が始まるが、就職試験が不安な女子生徒たちと

 

何度も何度も面接練習を重ねた。

 

 

 

緊張と不安で落ち着かない生徒の様子を見て

 

担任としてできることは・・・と考えて

 

就職試験の前日に、就職希望者の生徒たち一人ひとりに

 

「手作りのお守り」を作った

 

 

お守りと言っても、和紙風の丈夫な厚紙(パスポート証明写真サイズくらい)に

 

「○○さん、いつものように明るく元気に受け答えすれば大丈夫。

 

落ち着いて、自分の考えていることを、自分の言葉で。

 

心から応援しています。

 

FIGHT 〇〇さん!  

 

2○○○年◎月◎日   ●●高校 3年1組担任 ※※△△」

 

 

 

とコメント文を一人一人に書き、最後にラミネート加工して渡したもの。

 

 

ある年、

 

高校卒業して20年以上たっ手からの同窓会

 

久しぶりに会った教え子の中に彼女はいた。

 

「先生お久しぶりです。思い出の品を持ってきました。覚えていらっしゃいますか?」

 

 

片手には、例のお守りが・・・・。

 

確かに自分の筆跡で、文面にも覚えがあり

 

本当に懐かしく

 

「なつかしい。いまだに大切に持っていてくれたの?」

 

 

「このお守り、未だに私のお守りでいつも免許証入れの中に

 

入れてます」

 

 

教員冥利に尽きます。

 

 

 

 

 

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