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教員経験者による「子ども・教育相談・カウンセリング」

~ちいさな保護者会~

 

 

本日のブログは

 

病院を受診した時、長時間の待ち時間の中で耳を疑った言葉

 

 

定期検診で総合病院の耳鼻科を受診した時の話です。

 

耳鼻科にあまり縁のない私は、「外科や内科と違って空いているだろう」と

 

甘く見ていました。

 

 

病院内は、右を見ても左を見てもお年寄りばかり。

 

受付で「検査は時間がかかりそうですか?」と尋ねたら

 

 

「1時間以上はお待ちいただくことになりそうです」

 

 

市の、年齢指定の健康診断の有効期限の期日も迫っていたため、

 

 

覚悟して待合室のソファで待つことにした。

 

 

40分ほど経過した時に名前を呼ばれ

 

「中待合室にお入りください」と通されたら、またまた患者さん待ち。

 

 

座る場所もないくらい人・人・人。

 

 

待つ場所が変わっただけで、またここでさらに待たされると思うと

 

何もすることがなく、静かに目を閉じて過ごした。

 

 

診察の順番で患者さんの名前が次々に呼ばれるたびに、軽く目を開けたり、長い長い

 

時間が流れた。

 

私より先に中待合室に入った患者さんは、どのくらい待たされているのだろうか

 

 

わたし自身も、さらに30分ほど待たされ、「順番はまだかなあ」と背伸びした時

 

 

 

少し離れた場所から、忙しく行きかう看護師さんを呼び止めて

 

「私の番はまだかねえ。ずっと待っているんだけど・・」と声をかけたおばあさん。

 

 

すると、

 

看護師さんが

 

「さっきも聞いたでしょ。何回聞いても、変わるわけないじ

 

ゃない!」

 

と吐き捨てるように言った。

 

 

えっと思って、看護師さんの方を見たら、

 

 

もう一人の看護師さんに

 

「もう、何回同じことを言わせるのか、まったくまいっちゃ

 

うよねえ」

 

 

話しかけられた看護師さんは

 

「聞こえてますよ」と一言。

 

 

すかさず看護師さんが返した言葉は
 

 

「大丈夫、耳が遠くて聞こえやしないってば・・・」

 

 

少し離れていた場所の私でさえ、はっきり聞き取れるボリュ

 

ーム。第2待合室で待っていた患者さんたち(大半はお年寄

 

り)は、みんな聞こえていたように思う。

 

 

 

自分が思ったことを口にしないと気が済まないのだろうか?

 

 

 

少し悲しい思いをした。

 

患者さんたち(私は検診ですが)は、どこか悪いところがあっての受診だから

 

精神的に気が重いかもしれない。

 

 

やさしい看護師さんに会うとほっとする気がする。

 

 

 

人に関わる仕事に関わる人は、「その場に会った言動」が

 

いかに人に影響を与えるか、第1に考えるべきではないかと

 

強く思った。

 

 

吐き捨てた言葉は、あのおばあちゃんも、その周辺の患者さんにも聞こえて

 

いたように思う。誰も言い返すようなことはなくても、不愉快な気分になった患者さ

 

んは大勢いたように思う。

 

 

★自分の言動には責任を持ちたいものである。

 

 

 

 

 

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