*Tokunaka-support
教員経験者による「子ども相談・教育相談・カウンセリング」
~小さな保護者会~
本日のブログは
小学生の提出物 担任の先生に求められるもの
小学2年生と3年生の姉妹のお母さん。
子どもたちの宿題ノートが返却され、困惑しているお話です
3年生のお姉ちゃんのノートには
「いろいろなことを進んで調べて がんばっていますね。」の赤字のコメント入り。
お姉ちゃんは、得意げに親にノートを見せている。
「よかったね・・・・」
一方、妹は無言。
お母さんから、
宿題ノートを見せるようにうながされて
しぶしぶランドセルからノートを出す。
「何も書いてないよ。
だって、だって先生、●付けも忘れてるし、何も書いてくれないもん」
親として困惑。
姉の担任の先生はベテランの女の先生。
漢字のハネも厳しく指導するし、徹底している。
子供たちをほめるときはホメル・・。
子どもをやる気にさせるのが上手で
保護者からの信頼も厚い。
妹の担任の先生は新任2年目の女の先生。
漢字のハネはノーチェック。
子どもの漢字のミスも見過ごし、スタンプが押されている。
妹は姉の様子をうかがっているため
いつもうらやましそうに、姉のノートをのぞき込むそうだ。
全員が同じ課題であれば
「たいへんよくできました」とか「よくできました」などの
スタンプでも納得できる部分。
しかし、自主学習帳・・・とか
生徒一人ひとりが、それぞれ課題を見つけて取り組んだ提出物に関しては
先生のコメントは
生徒にとって大きな意味がある。
「頑張った甲斐がある!」とか
自分一人に向けての「言葉」がうれしいものだ。
私も教師として 指導する側にあった時
生徒たち(高校生)に
「先生のコメントを楽しみに頑張っているようなものです」と言われたことを思い出す。
指導者側は
一人当たり3~5分の点検時間計で総計算すると
1クラス40名のノート点検で、約2時間~3時間半
コメントをする側の大変さも理解できる。
コメントの内容も、教師としての経験値が高まれば
指導の要領も身に着け
短時間でも 的確なコメントを返すことができるようになる。
若い先生、
子どもたちは、先生のはつらつとしたパワーと
情熱的な愛情をしっかり受け止めています
大変だとは思いますが
時間を生み出して
子どもとの掛け合いになる「コメント」の重要性を見つめなおしてください。
コメントは
生徒と個人的に交わす会話の役割があります。
「今、子どもたちにどう向き合うか・・・・」くらいの重要な項目だと思います。
兄弟、姉妹がいる家庭では
担任の先生を比較することもありうることです。
特に小学生は
毎日の積み重ねによって 学習の習慣を身に着けたり
年齢的に、人に認められることで自信をつけます。
先生の指導については、
保護者にとってコメントが一目瞭然。
大変だとは思いますが、子どもにやる気をチャンスを大きく生かしてください。
★教員経験者による「子ども相談・教育相談・カウンセリング」
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