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教員経験者による「子ども相談・教育相談・カウンセリング」

~ちいさな保護者会~

 


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本日のブログは

小学生の女子が抱えるストレスのご相談例

 

 

 

 

          

 

今日は ある保護者から受けた相談例について紹介します。

 

 

 

(概要)

 小学3年生の女子

 

正義感、責任感が強いが、

最近学校でのストレスがだんだんひどくなって心配している

 

 

学校から帰宅すると

 

真っ先に学校であった出来事を母親に報告すると同時に

 

男子達に対する不満を爆発させる。

 

 

 

 

そんな毎日が続くなかで

 

 

親として、子どもの話をじっくり聞いて受け止めているが

 

 

日毎にだんだん娘の感情がエスカレートしてきて

 

 

 

 

最近では泣いて訴えるのが習慣になってきている

 

 

 

どうしたらよいのか

 

 学校に相談した方がよいのか

 

そんなことをしたらイジメの対象になるかも・・・

 

 

 

 

不満は同じクラスの男子(数人)に関するもの。

 

・授業中に余分なことばかり言って、先生の声が聞こえない・うるさい

 

・掃除をさぼってばかりで、協力しない。掃除の邪魔をする。

 

・給食の時、給食当番なのにふざけてばかりでまったく仕事をしない

 

・消しゴムのかすを平気で机から落としたり女子に投げつけてくる

 

・宿題を忘れたくせに悪いと思っていない。人のノートを取り上げる。

 

・女の子にちょっかいばかりかけてくる。平気で傷つく言葉を言う。

 

・意地悪なセリフを女子に投げかけ面白がっている。

 

 

 

 なんか「わんぱく坊主」と呼ばれる少年像の想像がつきますね。

 

 

このブログを見て、

 

「これ、うちの息子のことかもしれない」

 

「うちの息子は学校ではどうなのかしら?」

 

 

なんて思っている保護者もいるのではないでしょうか?

 

 

 昔の思い出話なら クスっと笑うかもしれませんが小学生にしたら大きなストレスです!

 

 

 

 

1日の生活で、学校で過ごす時間は約8時間

 

1日の約1/3です

 

 

その生活空間が快適であることが一番ですが

 

 

学校の中ではいろいろなことが起こっています

 

 

 複数の男子から一人の女子が不快な言動をされているのであれば

 

明らかにイジメです

 

 

 

 しかし今回の場合

 

複数の男子に対し女子達が集団で不満を爆発させている

 

 

 小学生は

 

どちらかというと

 

男子は幼く子どもっぽいところがあります

 

女子は正義感が強く男子より大人っぽいところがあります

 

 

 

ここでのPOINTは2点あります

 

 娘の不満を受け止めるのは

 

とても大切なこと

 

1.話をしっかり聞いてストレス発散させてあげてください

 

 

 話を聞いてもらえるだけでもストレス発散になります。

 

 

でも毎日毎日

 

同じストレスの内容では

 

何もストレス発散になりません

 

 

 まずは、

 

娘が学校であった出来事を報告する時

 

・(男子達に対する不満)

 

 

不満を聞いたら

 

 

・「何かいいことはあった?」

 

と話題を切り替えることも必要です。

 

気持ちのバランスを取れるようにしてください

 

 

 

そして、子どもの表情が明るくなったら

 

あえてその話題を盛り上げます

 

 

学校の話題に限らず 楽しい話でも大丈夫です

(子どもの好きなアイドル、週末の予定など)

 

 

子どもの心のストレスは

 

少しでも軽くすることが重要です 

 

 

次に

 

この問題は学校で起こっていること

 

 

家庭では解決できません

 

娘が日常的に大きなストレスを抱えている事実を放置しないで

 

 

2.学校(担任の先生)に相談するべきです

 

 

 

学校で起こっていることなので

 

担任の先生が事態をまったく把握していないことはありえません

 

 

 もしそうであっても、相談された以上

 

必ず事実確認をするはずです

 

クラス皆が仲良くできるように

 

担任の先生も指導されているとは思いますが

 

それでも男子達の問題が解決されてないのであれば

 

 次の指導方法をとるしかありません

 

 

「真面目な子が馬鹿をみる」ようなことはあってはならない

 

(教員の経験からの意見)

 

担任の先生の教育方針にもよりますが

 

男子生徒を叱るという形ではなく

(いじめに発展しないように配慮)

 

道徳的に

 

もし自分が相手の立場だったらどう思うか・・・・

 

と考えさせるホームルームの機会を設けたり

 

解決の方法を工夫するはずです

 

 

 親も学校の様子がわからないので(事実を確認する意味でも)

 

*学校(担任の先生)に相談する時は

 

 

「娘から聞いた話では○○○なんですけど、

 

先生、学校はどんな様子ですか」

 

冷静に尋ねる

 

 

*クレーマーの違い

 「先生、娘から聞いたんですけど一体どういうことですか」

 「先生、まさか何も知らないわけじゃないですよね」

 「先生、うちの子毎日苦しんでいるんですよ どうしてくれるんですか」

 「先生、その男子達をどうにかできないんですか」

 

 

まあまあ、こんな例もありますが

 

気持ちよく解決した方が得策だと思います

 

 

 *笑顔の子供を見ている方が親も幸せです

 

 

今回は相談例のご紹介です(概略)

 

 

 

追記)

教員経験より

 

授業中 ある生徒(○○君)の度重なる発言(授業に関係のないこと)で

 

授業がなかなか進まなかったとき

 

 

「○○君、今はあなただけじゃなく40人のための授業を進めてるんだよ」

 

 

と冷静に一言

 

 

真面目な生徒たちは

 

「先生注意してくれてありがとう」って感じの顔をする

 

○○君も首をすくめて反省した様子

 

 

教員の指導姿勢も 常に生徒に見られています。

 

 

 

こんなことをふと思い出しました