差別化 | 徳永秦の「社長を斬る!」

徳永秦の「社長を斬る!」

中小零細企業の社長に向けた言いたい放題のメッセージ

昨日、「セールスレター」というモンについて話をしたがの、

まだ、実際に書いた人はおらんのじゃないかと思うしな、



ワシが書けと言ったところで強制力があるわけでもなし、



書いたほうがええんかな?とは思ってみても、

結局、そのまま、書かんまま、放置。という人が大半じゃろな。



まあ、そんな人に対して、書くように薦めてあげる義理もないし、

最終的には好きにしたらええんだがの、




セールスレターをもしあんたが書くとしたら、

それ、かなり難しいな。と、思った人は多いんじゃないかのォ?




さっつんさんもコメントで言っておったがの、

直接会って話す場合は、声や表情、態度で伝えることも出来るけど、


文章では、それが出来んのォ。


まあ、もっとも、直接会って話すときに、

そういうアドバンテージのない人は、

逆に文章のほうが伝わるということも言えるがの、



それより、何より、

ふだんは、人間関係とか人柄とかで誤魔化してきた人も、



文章で伝えようと思うと、



あんたの取扱商品やサービスを、どう「差別化」するか?



それが、一番難しいんじゃないかのォ?



商品や、サービスによっては、ほとんど差別化できんモンもあるし、

あんたの取り扱っておるモンが、



圧倒的な差別化というか独自性があれば、

比較的簡単かもしれんがの、



そうでない場合は、その見せ方や切り口、

話の展開の仕方で、その差別化された優位性を伝えんとあかんのォ。



これ、結構難易度高いぞ。



だからこそ、マーケティング屋などは、


あんたは、「何ができる?」のような、独自性、



つまり、USPというモンをしきりに述べる奴もおるがの、




それは、それとして否定をせんが、

USPなんて大層なこと考えんでも、差別化は出来るモンじゃ。



それが、営業センスであり、営業力とも言えるのォ。



まあ、これもある意味「だまし」と言えるかもしれんがの、

文章の起承転結次第で、かなり出来ることは間違いないのォ。



そして、その文章構成能力があれば、

つまり、巷で言うところの、

コピーライティング能力があれば、



あんたの人柄とか、あんたの個性というモンを文章に反映させて、

それで、差別化をして、魅力を伝えることも出来んことじゃない。


それ、わかっておいてな。



文章というモンは、つまり、言葉というモンは、

言霊という言葉があるように、そのくらいの力も持っておるぞ。



だがの、非常に残念なことに、



世間では、往々にして、

あんたという世界において唯一の圧倒的な差別化の出来るモンを、



なかなか、上手く、文章で表現できる奴はおらんモンだのォ。



特に、取り扱っておるモンで差別化できず、

あんたという人で差別化したほうがええような人に限って、


そこ、苦手としておる場合は多いぞ。


人という差別化は、ある意味、強力な差別化じゃ。



あんたは、それ、出来るんかのォ?

ふだん、出来ておるかのォ?



そして、セールスレターにしたときに、

そんなん出来るんかいのォ?


そこ、しっかり考えてみることじゃ!



まあ、あんたという人で差別化するかどうかは別にして、

差別化というモンを文章で上手く出来る奴は、



結構、ええモン持っておるとも言えるのォ。



あんたは、それ、出来るか?(笑)