世代
この前書いた川内選手の補足かどうかわかりませんが、コメントの中で実業団も川内選手を見て、見直す必要があるのではないか?というコメントが多く寄せられましたので回答を。
これは難しい問題です。実業団長距離といってもチームによってやり方は違います。同じなのは、選手が企業に金銭的なサポートを受けているということです。
もし彼を参考にするのであれば、実業団というシステムは崩壊してしまいます。自分で靴を買って、働いて好きな時に走るぐらいでしょう。
私が彼を参考にしたいと思うのは二足の草鞋でも、できるという自分の強い気持ちがあればできるということを証明してくれたので、早稲田大学の大学院を受ける勉強しようかなーと思っています。(笑)
実業団といっても、会社に勤務して、少し早めに切り上げてその時間をトレーニングに充てるといった選手がほとんどです。
そういった意味では、そこまで川内選手とは変わらないのではないかと。
大きな違いは金銭的なサポートの面だけ。
もうひとつは、企業にサポートされている以上、結果が問われるということ、そのプレッシャーがあるのかないのかは大きな差があると思います。川内選手の場合、自分自身で結果を問えるという意味では、モチベーションの安定しているのではと考えています。
これはわかりませんが、うちのチームを辞めると、速くなる選手がいます。
それだけレベルが高いチームだということなんですが、企業からサポートされている以上期待も大きいのです。
なので焦りが出てしまいます。それは私も感じているところではあります。とにかく焦る。そうしないようにとわかっているのですが、気付かないうちに焦ってしまうのです。
こういうメンタル的な部分は大きいかと思います。
もうひとつトレーニングの量の話です。月間600キロしか川内選手は走ってないと、また宇佐美さんはこの600キロというのは効率がいいのだと、どこかの記事に書いてありました。(いくつかトレーニングのコメントもいただきました)その記事です→http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110301/oth11030108250001-n1.htm
運動生理学的には500kmらしいのですが、私自身の経験からいって、500kmでマラソンは2時間10分きるのは難しいと思います。
2時間15分なら可能かなと。宇佐美さんの言っている、練習をやりすぎると心身ともに擦り切れるのは間違いないのですが、それを克服した一握りの選手が世界の舞台に立てると私は認識しています。
マラソンを走れる選手の人数を増やすのなら正しいと思うのですが、世界と戦える選手を作るのなら違うのではないかと思うということです。
過去の日本歴代10傑を見てもらいたい。とくに瀬古さんは、練習の鬼と言われ、福岡マラソンを2時間7分52秒で優勝した国近さんでさえも瀬古さんのトレーニングは桁違いだと言った程の練習量です。
私は当時国近さんのマラソン練習を聞き、唖然としたのを覚えています。そのトレーニングに瀬古さんは、「ぎりぎり合格点」といった程ですので・・・。
歴代10傑に名を連ねている選手ほとんどが月間1000kmを超えるトレーニング量をこなしています。すごい選手は1400kmとも聞きました。(汗)
その中でも、30km走までしかしない選手も実業団では結構いますし、ロングJOGが主体でマラソンで結果残した選手も実業団でもいるのです。
歴代10傑はすべて実業団所属の選手なのです。
川内選手が結果を残したからといって、すべての選手に彼のトレーニングが合うわけがない。むしろ彼だからできたのではないか?とさえ私は思ってしまいます。
参考にはできても真似は出来ないというのが私の答えです。(要するにレパートリーの一つだと考えることが重要です)
もうひとつ、箱根駅伝の観点から面白い見方をしてみました。
北京オリンピック出た世代、そして自分の世代、今の大学生の世代で考えてみたときに、スタミナ世代、移行期世代、高速化世代と見えなくもないのではと思いました。
スタミナ世代は、マラソンに成功しているランナーが多い、移行期世代は少なく、高速化世代は、はたして?という感じではないでしょうか?
世代という見方で考えましたが、もちろん昔でもスピードランナーはいましたし、今もスタミナのほうが強いランナーもいますで、トップ選手を見たときの感想程度だと思ってください。
おそらく高速化世代もマラソントレーニングは苦労するのではないかと思います。しかしこの世代で成功する選手が出れば2時間6分を超える選手が現れるのは必然的です。
私はトレーニング云々より、環境におけるストレスの方が重要だと考えています。
いかにストレスをなくしてトレーニングをするか?それは選手自身が、行動して身につけていくしかないということだと思います。
私自身も試行錯誤していますが、新たなマラソントレーニングを開発できるよう頑張ります(笑)
最近、DJを慎吾に強制的に進められています。
まぁ趣味程度にやってみます。(笑)
彼の腕はプロです!
よかったら見てみてください。
これは難しい問題です。実業団長距離といってもチームによってやり方は違います。同じなのは、選手が企業に金銭的なサポートを受けているということです。
もし彼を参考にするのであれば、実業団というシステムは崩壊してしまいます。自分で靴を買って、働いて好きな時に走るぐらいでしょう。
私が彼を参考にしたいと思うのは二足の草鞋でも、できるという自分の強い気持ちがあればできるということを証明してくれたので、早稲田大学の大学院を受ける勉強しようかなーと思っています。(笑)
実業団といっても、会社に勤務して、少し早めに切り上げてその時間をトレーニングに充てるといった選手がほとんどです。
そういった意味では、そこまで川内選手とは変わらないのではないかと。
大きな違いは金銭的なサポートの面だけ。
もうひとつは、企業にサポートされている以上、結果が問われるということ、そのプレッシャーがあるのかないのかは大きな差があると思います。川内選手の場合、自分自身で結果を問えるという意味では、モチベーションの安定しているのではと考えています。
これはわかりませんが、うちのチームを辞めると、速くなる選手がいます。
それだけレベルが高いチームだということなんですが、企業からサポートされている以上期待も大きいのです。
なので焦りが出てしまいます。それは私も感じているところではあります。とにかく焦る。そうしないようにとわかっているのですが、気付かないうちに焦ってしまうのです。
こういうメンタル的な部分は大きいかと思います。
もうひとつトレーニングの量の話です。月間600キロしか川内選手は走ってないと、また宇佐美さんはこの600キロというのは効率がいいのだと、どこかの記事に書いてありました。(いくつかトレーニングのコメントもいただきました)その記事です→http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110301/oth11030108250001-n1.htm
運動生理学的には500kmらしいのですが、私自身の経験からいって、500kmでマラソンは2時間10分きるのは難しいと思います。
2時間15分なら可能かなと。宇佐美さんの言っている、練習をやりすぎると心身ともに擦り切れるのは間違いないのですが、それを克服した一握りの選手が世界の舞台に立てると私は認識しています。
マラソンを走れる選手の人数を増やすのなら正しいと思うのですが、世界と戦える選手を作るのなら違うのではないかと思うということです。
過去の日本歴代10傑を見てもらいたい。とくに瀬古さんは、練習の鬼と言われ、福岡マラソンを2時間7分52秒で優勝した国近さんでさえも瀬古さんのトレーニングは桁違いだと言った程の練習量です。
私は当時国近さんのマラソン練習を聞き、唖然としたのを覚えています。そのトレーニングに瀬古さんは、「ぎりぎり合格点」といった程ですので・・・。
歴代10傑に名を連ねている選手ほとんどが月間1000kmを超えるトレーニング量をこなしています。すごい選手は1400kmとも聞きました。(汗)
その中でも、30km走までしかしない選手も実業団では結構いますし、ロングJOGが主体でマラソンで結果残した選手も実業団でもいるのです。
歴代10傑はすべて実業団所属の選手なのです。
川内選手が結果を残したからといって、すべての選手に彼のトレーニングが合うわけがない。むしろ彼だからできたのではないか?とさえ私は思ってしまいます。
参考にはできても真似は出来ないというのが私の答えです。(要するにレパートリーの一つだと考えることが重要です)
もうひとつ、箱根駅伝の観点から面白い見方をしてみました。
北京オリンピック出た世代、そして自分の世代、今の大学生の世代で考えてみたときに、スタミナ世代、移行期世代、高速化世代と見えなくもないのではと思いました。
スタミナ世代は、マラソンに成功しているランナーが多い、移行期世代は少なく、高速化世代は、はたして?という感じではないでしょうか?
世代という見方で考えましたが、もちろん昔でもスピードランナーはいましたし、今もスタミナのほうが強いランナーもいますで、トップ選手を見たときの感想程度だと思ってください。
おそらく高速化世代もマラソントレーニングは苦労するのではないかと思います。しかしこの世代で成功する選手が出れば2時間6分を超える選手が現れるのは必然的です。
私はトレーニング云々より、環境におけるストレスの方が重要だと考えています。
いかにストレスをなくしてトレーニングをするか?それは選手自身が、行動して身につけていくしかないということだと思います。
私自身も試行錯誤していますが、新たなマラソントレーニングを開発できるよう頑張ります(笑)
最近、DJを慎吾に強制的に進められています。
まぁ趣味程度にやってみます。(笑)
彼の腕はプロです!
よかったら見てみてください。