いろいろ
久しぶりです。
最近は練習の方に集中していたので、ブログを書くことはたくさんあったのですが、書かずに申し訳ないです。
今年のマラソンは回避することにしました。理由としては、12月の初めの日体大記録会でふくらはぎの肉離れをしてしまい、練習再開したのが1月の中旬で、目先の目標であせってトレーニングをして故障しての繰り返しでは本末転倒なので出たいという気持ちを抑えて練習に励んでいます。
久々にブログを見るとたくさんの方から、東京マラソンの市民ランナーの川内選手について、私的にどう思っているのかを聞かせてくださいというコメントが非常に多かったのでその辺の話をしたいと思います。
まぁ私がどうこう言うのはおこがましい話ですが、さらっとみていただければと思います。
川内選手の走りは、かなりマラソンに向いているなと思いました。走りのリズム、足の強さ、足さばきの速さなど、すごくバランスのとれた良い走りだと思います。さらにマラソンに向いていると思う理由は、中国電力の坂口監督が35㎞以降の川内選手の走りを見て、「きつい中で気持ちで体を動かせている」というようなコメントをしていましたが私も同じことを見てて思いました。
人は限界に近くなると(個人差はありますが・・)体を動かそうと脳で命令していても、人間の本来の持つ防衛反応が働いて体が動かせなくなる。
その中で火事場のクソ力なんて言い方がありますが、自分の限界を超えても尚、思うように体を動かすこと。私はそれは能力(スキル)と考えています。私はこのような走りを勝手にリミッターカットと呼んでます(笑)
今回のマラソンの走りでは、その能力が川内選手はずば抜けていたと思います。
久々に鳥肌が立つ走りを見たというが私の感想です。
補足として、市民ランナーですごいというような話を聞きますが、私はそうは思っていません。
マスコミも、働きながら、靴も自分で買いながら結果を残したからすごいともてはやしていますが、私にはピンときません。
川内選手は、自ら望んでその道を選びマラソンを極めているだけだと単純に思います。
実際に彼は実業団にスカウトもされているはずです。それでも断り自分の道を進んでるのですから。
だから彼のすごさを口にするのであれば、自分の道を突き進む彼のスタイルがすごいのだと思います。
実業団に入れば強くなるという定義はどこにもありません。
私が思うのは強くなるために実業団という環境が良いのか悪いのか?その選択肢で実業団で競技した方が良いと考えた選手が実業団の選手だということです。
もうひとつは実業団という場所は勝ち取る場所でもあると考えています。いくら実業団に入りたくても、企業側が、強くなる可能性がある実績のある選手を所属させます。ある意味企業がサポートする資格があるのかないのかその時点で判断されるだけだということ。
その資格に入れなかった選手でも強くなれば企業にサポートされる資格がえられるということです。
うちのチームの治郎丸もそうです。彼も世間でいう市民ランナー(箱根駅伝にはでていますが)から強くなって自分でやる道ではなく実業団でやる道を選び新たに強くなろうとしています。
川内選手も似たような感じですが彼は実業団で走らず自分でやるというだけのこと。
実業団ランナーだからすごくなければいけないということもなければ市民ランナーだから実業団選手に負けて当たり前という考え方がそもそもおかしな話だと思います。
ですから考え方としては、実業団という道を選ばずにトップアスリートの道を極めているんだな。という答え方が正しいでしょう。
もし私自身が市民ランナーに負けて情けないと言われたら、実業団の選手に負けてたら情けなくはないのかと答えると思います。
私なら、誰に負けても情けないと思うだろうし、悔しいと思う。それが実業団の選手だから仕方がないなんてやはり思わないでしょうね。
市民ランナーでも自分より速ければ今は仕方がないと思うこともあると思います。でもいつかは勝つという気持ちで日々すごさなければ始まらないですしね。
世間の解釈に誤解が生まれてるんだと私は思っています。
やはり実業団だろうが何者だろうが、スタートラインに立てば、みんな一緒です。
誰にも負けたくないという気持ちをもっていなければその時点で終わりです。
とまぁそんなことを思っています。
とりあえず私は私自身の道を貫いて、勝負したいと思っています。
余談ですが面白い写真を一枚。