腐ってました。 | 徳本一善オフィシャルブログ「-ICHIZEN-」by Ameba

腐ってました。

東京マラソンが終わってから、一度陸上から離れて休もうと思い1カ月ほど腐ってました。(笑)


腐るという言葉のニュアンスが正しいかどうか分かりませんが、狙ってる試合で結果が出せなくてましてやケガをしていればやる気というものは完全に消えてしまいますね。


私のこれまでの競技人生ではよくありました。ただ完全に腐ってしまっては競技は続けられず終わってしまいます。


なので勝手なイメージとしては、ヨーグルトとか納豆みたいな感じです。腐らせた方がおいしいものは食品ではたくさんありますよね。


人も腐ってうまみが出せる人間になれれば、腐っていた時の経験も今後に役立つのではないかというポジティブな考え方です。


ようは何事も考え方一つで立ち直れるということです。


社会現象にもなっているニートや引きこもりと言われている人たちの気持ちなど何となく私にもわかったような気がしました。本当に何もしたくないという感情に駆られました・・・汗。


もちろん軽い状態、重い状態もあるのでしょうが、そういった経験の中から生まれるものは、考え方次第でプラスになるものです。


とりあえず、この腐った期間何をしていたかというと、本当に部屋から出ることが少なかったですね。DVDや本をレンタルしに行くぐらいでしょうか?外に出たといえば・・・・・。


しかも何とか今の状態から早く抜けたいという危機感みたいなものがありましたので、スポーツ映画や漫画を中心に見倒しました!(笑)


スラムダンク勝利学という本が出ていますが、映画や漫画の世界でも、精神論やモチベーションの持っていき方など、あらゆるところでヒントがあります。


そういう視点から見るとまたいろいろな発見ができたので良かったといえば良かったですし、陸上以外のことをいろいろ考えたこともよかったです。


そんなこんなで1週間前ぐらいから、日本選手権が前期のレースで大事なので逆算して体をそろそろ作らないといけないので無理やり気持ちを切り替えて作り始めています。1カ月何もせず休んだおかげでケガもよくなってきましたので。


日本選手権まで二カ月しかありませんが、腐った分しっかり集中してやろうと思います。


話は変わりますが、日清の歓送迎会が昨日ありました。


陸上部を去る選手そして新たに迎える選手、それぞれ気持ちは様々ですが、またこの一年このチームに残れたことが私にとっては、結果を残せるチャンスを勝ち取ったわけです。


毎年のように、この行事は行われます。


もう8年も選手を見送り、歓迎してきましたがやはり感慨深いです。


監督は駅伝二連覇に向けて競争力を上げていきたいと言っていました。


私もまったく同感です。チームの競争が厳しくなればなるほど、選手のモチベーションやパフォーマンスは上がっていくと思うので。そういう意味で今回3選手入ってきましたが、いい刺激になるようなパフォーマンスを期待しています。(入ってきた選手が結果を残さないと、チームの雰囲気も悪くなる傾向にあるので)


またこの一年、結果を求める日々が始まります。結果が残せなければ競技ができなくなりますので。


そうしなければ、世界を目指すチャンスさえなくなる。今はチーム内の競争を勝ち残り自己ベストを更新を目指して努力しながらチャンスをつかめる土台を作るのが目標です。


絶対あきらめないです。自分を信じ続けます。(スポーツ映画や漫画は定番にこの言葉が集約されています)


まずは日本選手権応援してください。(笑)


あと宣伝ですが、陸上競技研究というものに、論文が載りました!興味のある方はぜひ読んでください。