足が抜ける感覚を克服するために(自論なんであまりあてにしないでください) | 徳本一善オフィシャルブログ「-ICHIZEN-」by Ameba

足が抜ける感覚を克服するために(自論なんであまりあてにしないでください)

いろいろと考えているうちのひとつをUPしておきます。

足が抜けるという感覚は最近の長距離選手に多くよく耳にします。この感覚に悩まされて引退していった選手を数多く知っているし、私もこの抜ける感覚に悩まされ続けている一人です。


ただ、競技を続けたいなら、この感覚から逃げず、向き合いながら根気よくやるしかないのは事実です。


運がよければ治るし、少し運が良ければ、緩和したり、たまに抜ける感覚がなくなったりするものです。


このブログにも抜ける感覚についての質問が一番多かったので、私の体験談と解かる範囲でお役に立てていただければと思います。


とりあえず、抜ける感覚の症状には二つのタイプがあることが私の統計で解ってきました。


一つは大腿骨の外側、大腿筋膜張筋の付け根あたりにもすごく詰まり感また違和感を感じるというもの、もうひとつは内側の恥骨筋あたり、内転筋群あたりの違和感や痛み痺れなどに分かれます。


内側の方の抜ける感覚では私は無いので、外側の方の抜ける感覚の方を書きます。


私の見解では、坐骨神経痛の疑いもあるのでは?というような感じを受ける場合も否定はできませんが、主なのは大腿筋膜張筋の付け根の部分が硬化することによって、まず違和感やつまり感が起こり、それがさらに悪化すると神経を圧迫もしくは体のバランスが悪くなり、その部分に必要以上の付加がかかるという見解です。

たぶん今この状況になっている人にはこれを読んでみるとなんとなく頷くところがあるかと思います。

またバランス、腹圧が抜けるというのニュアンスでいいと思いますが、接地した時に、横に逃げてしまう。画像で説明すれば解りやすいので近いうちに画像を取って説明したいと思います。言葉で話すには難しいんですが、うまく前に推進力が生まれるように接地しなければいけないのに、力が入らず横に逃げてしまうのです。

このことを意識して、修正してもなかなかうまくいかないのですが、これを根気よく意識づけてやれば、かなり違和感が緩和されます。


克服法ではないのですが、まずやるべきことは、抜ける感覚がある、周りの部分をとにかくほぐすことです。セルフマッサージ、理学療法、交代浴、など徹底的にやって、違和感のある周りの部分とくに大腿筋膜張筋の付け根あたりを強く押すとかなり違和感や不快感などが出ると思いますが、その辺をコリコリすると痛気持ちイイ感じがあるのですが、その辺を中心にマッサージするといいと思います。

ある程度ほぐしてくると違和感やつまりがあるものの、少しずつ意識しながら、力が入るようにゆっくり動作を繰り返します。

まずそこで違和感や抜ける感じがあるのかどうか?走ってくると抜けるという感覚が出るのか?そのような基準があるので、普段はそういう感覚はないけれど走る時に出てくるなどあれば、とりあえず抜ける感覚が出る範囲に力がいれられるかどうかをやっていきます。

私がやっているそのトレーニングのやり方があるのですが、まぁ説明しづらいので機会があれば書きます。

このトレーニングが重要なような気がしますが、まずは押して不快感が出るところをを緩和させることから始めてみてください。

とにかくすぐに治るわけではないと思うので、根気よく地道に向き合いながらやることが大事です。

私自身まだ完ぺきに治したわけでなく、力が入るようになってきたという段階ですので。

この症状で悩む人は、あきらめずがんばりましょう。