環境 | 徳本一善オフィシャルブログ「-ICHIZEN-」by Ameba

環境

世界陸上が始まりましたね。


しかし100mの世界新記録には、脅威を感じました。


人間に隠された力は、どこまでもいきそうな気がします。


当然合宿中で、夜中に観るはずもなく、さっきネット動画で観たんですが…。(生で観たかった)


短距離は、世界陸上では200mで銅メダルをとっていますし、世界との差を縮め始めていたというかそのきっかけをつかみかけていただけに、日本と世界との差が開いてしまったことに心境としては複雑ですよね。(日本人なので・・)


もうすぐ、マラソンも始まりますが今回はメダルが取れるチャンスだと思います。


世界NO1と呼び声の高いワンジルとハイレがいません。(どちらが世界NO1といえばわかりませんが二人ともそう呼ばれています)


もちろんそれでもメダルを取るのは容易ではありませんが。


この2人がいなければ、おそらくレースの主導権は誰のものでもなく進んでいく展開になるのでしょうか?


ハイペースにもならないような気がします。


しかしオリンピックでのハイペースなレース展開があるので、今回ハイペースなら、いよいよ世界大会のマラソンはハイペースなレース展開が今後も続くことになるのではないかと思います。


今回スローなら、今後はまだワンジル選手クラスが出てこない限りは、ハイペースでのレースではないのかもしれないと予想しています。


そういった面でも注目して観ています。


夏場のマラソン調整で、面白いデータがあります。過去の世界大会のマラソンのデータなのですが、練習がつめたという自信がある選手ほど結果が出ず、故障などで出遅れてあまり練習ができなかったという選手が結果を残しているというデータがあります。(皮肉なことに・・・。もちろんそうでない選手もいます)


エチオピアの選手やケニアの選手が日本人はマラソン練習をしすぎと指摘していますが、私の考えはケースバイケースではあるけれども正しいと思います。


最近ではそういう意味で、夏場のマラソン練習はあまりしない(追い込まないということです)という流れになってきているようです。


また昔は環境重視(もちろんコンディションんグも大事にしているはずですが)傾向で夏場にやるのだから、暑いときに練習を行ったり、その場所で合宿するということが多かったのですが、最近は、体調重視ということで、ぎりぎりまで日本の環境のいい場所で合宿を行い、試合に挑むという方向に変わってきています。


おそらく今回の日本の選手も、個々で海外で合宿した選手、日本で合宿した選手、故障で出遅れてしまった選手やしっかり練習した挑む選手など、把握してレースの結果を観るのもまた観る側にとっては勉強になると思います。


しっかりこの目に焼き付けてモチベーション上げて合宿頑張りたいと思います。