男は化粧しない方がいいな
ピエロみたいで
あとデュバリー夫人は若い男が好きなんだろうなと
アンドレ(夫の息子)や王太子(後のルイ16世)に対する態度がね。私も若い男の方がいいわw
嫌なおっさんしか出てこないんだもん
ジョニデも全盛期のビジュだったら違ったかもしれん
ジョニデ演じるルイ15世、全然魅力的じゃない。星好きで娘たちに手を焼いて政治はできるんかできないんかよくわからん。
史実(というかウィキ)だと性欲旺盛、王妃とは仲良くて子供次々産ませてたけど母体の危険性から相手できなくなって、そのために妾やら公式寵妃が登場してきたらしいけど…そこら辺もこの映画だと違って王妃は出てこないしポンパドゥール夫人も名前だけ。鹿の園(国王専用娼館)も会話には出てくるけどこのジョニデからは利用してるのが想像できない。

とにかくデュバリー夫人のどこに惹かれたのか。全然わからない。デュバリーも王のどこに惹かれたのか?全然伝わらない。
黒人の召使の男の子に対する優しさの方が素敵だったな。母性愛。か?

性技で王の心を掴んでる感じもなくて娼婦あがりのはずなのに(桐生操の本で、彼女の娼婦ならではのテクニックに王は夢中になってしまったとあった)

というか、デュ・バリー夫人が美人じゃないのが最大の難点!!
じゃないだろうか?
少女のときのが美しかった。
成長後のデュ・バリー夫人出てきた瞬間ぎょっとした。
あんなの王に差し出す気になれないよリシュリュー公よ。
教養がある描写は前半にあったけどあのしりとりみたいなやり取りはどれだけ言葉を知ってるか?なのか?あとは本読んでる描写ぐらいで。こんなんで頭いいんだよって言われても。
娼婦になるからには悲惨な前半生かと思ったらそんなことはなくそこは安心した。見てる側にトラウマ植え付けるような描写はなくてよかった…。まぁ若干風呂場で本読んでるとこデュ・バリー伯爵に頭沈められ乱暴に扱われたけど…あとバックで突かれたり(映画『ナポレオン』もそうだったけどフランス人はバックが好き?なわけないか。カメラ的に撮りやすいんだろうな)

娼婦って人権ない…華やかなようで危うい

ビジュアルに関してはマリー・アントワネットがめっちゃ肖像画と似てた!
受け口なとことかハプスブルクっぽい!肌もすごく白くてロココ調のドレスとよく似合ってた
言動もあまり利口じゃないけど愛嬌があって可愛い!のも史実っぽい。
このコの話が見たいわ!と思ったのにそこは割愛され、ルイ15世崩御からのデュ・バリー夫人、修道院送りされその後はナレーションが入り終幕。
あのさー…。
王太子(ルイ16世)も無口なんだけど長身イケメンで無能ではなさそうな雰囲気があって彼ならフランス革命回避できたんじゃない?
そこもナレーションでサラッと流されて…。

というか、デュ・バリー夫人の最大の謎はフランス革命中、亡命してたのに何故かパリに戻ってきちゃって捕まってギロチンされるとこじゃないの?
そのアンサーが映画なりの解釈で披露してくれるかなと思ってたらそんな事はなかった。
結局この女性はどんな人間なのかよくわからなかったよ。

衣装がシャネルデザインみたいだけど髪の毛結わないシンプルな白のドレスなのが多くて物足りなかった。
この時代通りの衣装をがっつり着て欲しかったな。
あと三角帽子はこの時代もう被ってたの?ちょっと早くない?って思ったけど衣装小道具は時代に忠実ではないのかもしれん。

王に背中見せないために退場するときは前向いたまま後ろ歩きするのはあれほんとにやってたの?って思ったけど実際はバレエ的なもっと優雅な後退りだったんじゃないかと思う。

題材は面白いのに不完全燃焼で勿体ない映画だった