今日、お付き合い先との打ち合わせ後

ある役員の方のご厚意で“オススメ”だというある喫茶店(カフェ?)へ



大阪の堺近辺に3店舗を構えるそのお店の名は「桜珈琲」



ところが外見はまるで普通のオシャレな喫茶店



「一体どこが桜?」という懸念の拭えないまま店舗内へ




玲瓏


店舗内は回廊形式になっていて

中庭に見事な枝垂れ桜が1本



週末の3時ごろという時間もあってか

“待ち”も何組か



メニューも変わっていて


玲瓏

懐石とかの弁当っぽい配膳で

奥の2箱はいずれも和洋の各スイーツ

手前はジューシーな絶品カツサンド



ちなみに小物関係も


玲瓏


左奥が灰皿で右奥は砂糖キューブ



ちなみにここのビジネスモデル要素をいくつかピックアップしてみると


・店舗面積は60坪弱(目測)・・・桜用地含む。3店舗とも幹線道路からは少し入ったところ

・テーブル数は25席(席数は約60)

・来店時の回転数は2回転ほど(おそらくは終日5回転程度?)

・接客スタッフは常時2~3名ほど


平均単価は1000円ほどだとすれば

1000円×60×5=30万円/日×365=約1.1億+お土産+通販

が1店舗当たりの年商といったところか


ちなみに店内で焼き立てパンやスイーツも販売しており

あるいは顧客単価はもう少し高いかも


既述の店舗立地や効率的オペレーション

あるいは桜の木で実質面積が小さいわりには確保されている席数

その辺りから推察するに

徹底してコンセプトの反映されたサービス体系と共に

なかなかスリム化されたビジネスモデルとはいえるだろう


加えて

「あれもこれも食べてみたい」という女性心理を突いたメニュー作りや

食べ終えたあとはボトル入りの水がテーブルに配されるという

“長居歓迎”のスタンス

そして夏でも冬でも桜1本のディスプレイにこだわることで

逆に「桜が咲いたらもっとキレイだろうなぁ、また来よう」と思わせる

マーケティング戦略


なかなかユニークで面白い戦略が散りばめられていると感心



まだまだ感じたことはあるのですが

あとは実際にお店で体感してみてください