厚生労働省からホームページに公表されました。

  ❶令和6年度の公的年金額の改定

 令和6年度の年金額の改定は、もう皆様も、1月20日の朝刊の新聞等のメディアでご存じかと思います。19日に厚生労働省のホームページに掲載されました。(厚生労働省のホームページはコチラニヤリベル

 前年度に比べて「2.7%」増額するとした内容で、この増加率は、バブル経済崩壊後の1993年度以降で最も高い増加率だそうです。ただし、改定の基準となる指標の「物価変動率」が「3.2%」、名目手取り賃金変動率が「3.1%」だったことから、令和6年度は、「名目手取り賃金変動率」<「物価変動率」のため、基準となる改定率は、「名目手取り賃金変動率」の「3.1%」ととなり、この「3.1%」から「マクロ経済スライドによるスライド調整率(▲0.4%)」が調整される結果、「3.1%」-「0.4%」=「2.7%」となるため、「2.7%」の増額改定になるということで、物価変動率が「3.2%」ですから、実質は「0.5%」目減りするということになります。ガーンガーンしかし、これは将来世代の受給水準を維持する(現役の手取り賃金50%を下回らない)ために法律で定めた結果ですからやむを得ないものと言えます。ショボーンキューン

 なお、68歳以下と69歳以上では、今年度の改定で、年金額が変わっていますので、注意してください。(満額の老齢基礎年金の場合では、68歳以下は「月額68,000円」69歳以上は「月額67,808円」になります。)

 また、実際の振込は6月15日からですが、その前に年金額改定通知書や支給額変更通知書でお知らせされることになります。

  ❷国民年金保険料の前納

 国民年金保険料の前納(前納額表はコチラを参照)指差し

 ❶の改定に伴い、2025年度(令和7年度)の国民年金保険料の月額が「17,510円」と決まりました(法律上の保険料額は17,000円で、令和7年度に、この法定額を久しぶりに超えます。)ので、前納額表が公表されました。口座振替による前納が一番割引率が高いのですが、これから口座振替やクレジットカードによる前納を希望される方は「令和6年2月末まで」に口座振替申出書を日本年金機構へ提出する必要がありますので、注意してください。注意目