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今まで遠藤周作の作品はなぜか読んでこなかったのですが(幼少時から家には沢山あったのに)、今回読んでみました。
面白かったです。カトリック信者でもある著者が、宗教的な面では評価が様々であることもよく理解できました。
でも日本人のキリスト教信仰の現実と本質をとらえている気がします。
小説としても面白かったです。人間の転生をテーマに交えて、それぞれの登場人物の再生を描いています。何かから立ち直るために、愛する人を探すために、自分にとって不可侵の人間のその後を確認するために、インドにやってきて、ガンジス河(ディープリバー)に辿り着きます。
これから遠藤周作読むことになりそうです。
しかし、やはり宇多田ヒカルもこれ読んだのでしょうか。
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