今も、たま~にバイオリンを弾くことがある。
バイオリンを弾くとき、まず最初にチューニングをする。
弦を調節して、音程を合わせる作業だ。
チューナーという小型の電子機器を取り付けて行なう。
このチューナーに「もうすぐ電池切れ」という表示が出た。
ま、実際に切れるまで使おうと、そのまま使い続けた。
ところが、いつまでたっても、実際に切れないのだ。
毎回、「もうすぐ電池切れ」の表示が出るが、普通に使えている。
「もうすぐ電池切れ」の表示が出てから、もう2年ぐらいたつと思う。
シャレにならないくらい長い期間、電池が切れないのだ。
電池が切れないのはありがたいのだが、こんなに長く使えるのは、ちょっと気味が悪い。
ひょっとして宇宙史上初の永久に切れない電池を手に入れてしまったのではないか。
永久に切れない電池があれば、不可能と言われた永久機関がついに人類の手に入るのではないか。
ま、たまーにしか使わないから、切れないだけだろう。
それにしても、いつまでも切れない。
数か月でも不思議なのに・・・。
一体どうなっているのだろう。
この調子なら、私が生きている間は、切れないのではないだろうか。
不思議なチューナー。
こんなことは、私の人生で初めてだ。