家紋は人生儀礼として、子供の成長には欠かせない役目があった。


女の子なら桃の節句、男の子なら端午の節句というように節々にお祝いをする。


これは農耕民族では女性の手作業を休ませ、子供のお祝い事の準備をしてもらいたいと言う切なる親心があった。


おひな様や天神様には家紋も飾られた。


その家紋は嫁ぎ先の家紋。


嫁側の家紋は冠婚葬祭以外には着ない。