誰にも魂がある。


その魂には順序がある。


それは成績の順位や学歴や卒業証書よりも大切なもの。


その大切なものが失われようとしている。


魂には立場がある。


それはどんなに位が高く偉くなり高給取りでも、


どんなにりっぱな豪邸よりもそのものに置かれた立場がある。


ライオンにも自然界の摂理を守る立場がある。


リスにも自然界の摂理を欺けない立場がある。


だが人間はそれを無視し始めてきた。


大自然の摂理を犯して流れを変えてしまった。



魂とは何か?


我が魂は我が魂に非ず。


私は魂は私の先祖の魂のジョイントにすぎない。


私の魂は私に子供や孫に受け継いでいるだけ。


川の流れが上から下に流れ大海原にたどり着き、


やがて水蒸気になり雲になり雨となりこの地球にまた舞い戻る。


この繰り返しの中で魂は永遠に生き続けている。


順序とは上から下に流れる過程のこと。


立場とは山であり、里であり、小川であり、河であり、運河であり


そのものに置かれた場所だと気づけばいい。


それもライオン、シマウマ、リス、タヌキ、ヤギ、犬、猫などのように


区別だけで差別にしないのが大自然の摂理。


だが人は区別でなく差別でものごとを判断し始めてから、


自然界の命が失われしまった。


それを魂の順序に置き換えると、


初代、二代、三代、四代、五代と流れてきて家系の順序がある。


立場とは初代の立場、二代の立場……。


ただこれだけのことだが、


その流れを区別でなく差別してものごとを判断し始めた。


それが現代社会の歪みを産みだしてしまった。


初代夫婦の魂は誰たちに受け継ぐのか?


父親と長男嫁は同じ魂。


母親と長男は同じ魂。


初代を○にすれば長男の嫁は○になる。


初代妻を●にすれば長男は●になる。


長男夫婦に男の子が授かれば長男嫁○で初代と同じ魂だから○になる。


と言うことは、


初代が二代目をジョインとにし、三代目に魂をプレゼントしたわけになる。


初代と三代目、五代目と七代目は同じ魂になる。


二代目と四代目、六代目と八代目は同じ魂になる。


だがこれはあくまでも代々長男が跡を継いだことを現しているにすぎない。


この原理を欺き始め、出来がいいと出来が悪い、気に入ると気に入らないで


区別でなく差別でものごとを判断している親がのうのうと生きているから、


子供や孫が苦しみもがき、嘆き悲しんでいる。