二男夫婦は夫婦喧嘩が絶えず、
家の中の至る所でラップ現象が起き、
霊がいるみたいで恐いから、
一度来て欲しいと言われ、
お伺いし中に通してもらい
床の間の横に仏壇があり、
息子さんが二十歳の誕生前に、
交通事故で亡くなっていて、
仏壇の中に親の写真と戒名も祀っていると言われる。
「親を祀ることは陰祀りで兄夫婦を無視したから、
息子さんが交通事故死した」
と説いたが、
主人は
「親の供養をして何故悪い!」
と突っぱねられた。
主人は兄夫婦と十数年絶縁したままで、
宗教家に
「先祖いない人はないのだから、供養をしないと祟りが起きる」
と言われたので、
仏壇を買い真剣に供養していた結果が、
息子さんの交通事故死。
色々な例えで説いてあげたが、
話を聞いてくれずそのまま帰ってきたが、
その奥さんは離婚して、
主人は家を売り払っても借金だらけで、
どこに行ったか分からない。
このようなことが現実に起きている。
起きそうな家もあるが気づかないでいる。
親を慕うのと祀るのとでは大違い。
親切を思い出せばいいだけ。
だがこのように言っても、親孝行を鵜呑みにしている人には難しいようだ。