親は亡くなった息子(二男)が不憫でならず
陰祀りをしていたが、
二男嫁が再婚したので、
お位牌を持ってきて祀り始め、
三回忌の法事をするために娘(長女)夫婦を呼び、
息子(長男)夫婦を呼ばない法事の最中に、
娘夫婦の家が火事に遭い全焼した。


二男と長男嫁は同じ魂と命で結ばれているのを断ち切ったから。


火事も偶然の一致ではなく必然的な一致で導いてくれている。


この家系として父親は三男で、すぐ上の兄夫婦と行き来し、長兄夫婦を無視して親孝行をしていた。


母はと言うと長女で、すぐ隣に住んでいて、やはり親孝行者として評判が良かった。


父親と同じ魂の二男が罪を背負い亡くなり、母親と同じ魂の二男嫁の存在を捨て、長男嫁の存在まで捨てた。


二男と長女と長男嫁は同じ魂。


長男と二男嫁と長女婿は同じ魂。


だから別の解釈をすれば、長女夫婦を優しく近づけて、奈落の底に陥れた。


魂は導いてくれている。


魂は永遠に導いてくれている。


だが人間はその導きを無視して親孝行や先祖供養をして自己満足で生きている。